グリエーズマン「クラブを出るのは“汚い”と思った」 では来季以降は?

2017年07月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

マンU、バイエルン、パリSGなどが新天地の候補に挙がっていた。

移籍騒動に揺れたグリエーズマンだが、アトレティコの補強禁止処分もあり、クラブ残留を決断した。(C)Getty Images

 アトレティコ・マドリーに所属するアントワーヌ・グリエーズマンが、今夏の移籍騒動を振り返った。現地時間7月5日、イギリス・メディアの『フォー・フォー・トゥー』がフランス代表FWのコメントを伝えている。
 
 グリエーズマンは、5月にクラブに移籍を志願して今夏のアトレティコ退団が決定的となり、新天地の候補としてマンチェスター・ユナイテッドをはじめ、バイエルン、パリ・サンジェルマンなどが挙がっていた。
 
 しかし、CAS(スポーツ仲裁所)が6月1日、FIFAが下したアトレティコへの補強禁止処分に対する軽減・撤回の訴えを棄却すると、グリエーズマンは一転、残留する意向を表明。6月13日に2022年まで契約を延長し、移籍騒動に終止符を打った。
 
 グリエーズマンは、今夏にアトレティコ残留を決断した理由が、クラブの補強禁止処分によるものと明かした。
 
「僕が残留した理由は、補強禁止処分によるものだ。アトレティコは僕を必要としてくれて、残留しなければと感じた。ここでクラブを出ることは"汚い"と思ったし、僕自身でなくなると感じた。シメオネ監督とも話をしたけれど、彼も僕を必要としてくれた」
 
 今後についてグリエーズマンは、「正直言うと、分からない。僕は次のシーズンはアトレティコの一員として戦う。いまはアトレティコのことだけを考えている」と述べ、移籍願望はいったん封印し、新シーズンに集中すると語った。
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