17年ぶりの「禁断の移籍」が成立! マドリーがアトレティコから逸材SBを獲得

2017年07月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

レンタル先のアラベスで高い評価を得た。

マドリーと6年契約を結んだテオ(右)。不動の左SBであるマルセロの後継者として期待が掛かる。(C)Getty Images

 レアル・マドリーは現地時間7月5日、アトレティコ・マドリーからフランスU-21代表DFのテオ・エルナンデスを獲得したと発表した。契約期間は6年となる。
 
 現在19歳のテオはアトレティコの下部組織出身。2016年夏にトップチームと契約を結んだ直後に、アラベスにレンタル移籍すると、左SBの不動のレギュラーとして国内リーグで32試合に出場し1得点・3アシストを記録。圧倒的なスピードと正確な左足のキックを武器に、高い評価を得た。
 
 そんなテオに対しては、マドリーとバルセロナが関心を示してきたが、フランスU-21代表DFは前者を選択。5月8日にはメディカルチェックをパスして個人合意に達し、今回正式に契約を結ぶ運びとなった。
 
 アトレティコはレンタル先で飛躍したテオの残留を望み、契約延長をオファーしていたが本人に拒否される。そして、マドリーが契約解除金の2400万ユーロ(約28億8000万円)を用意したため、交渉の余地なく手放さざるをえなかった。同じくスペインの首都に本拠を置く宿敵への"禁断の移籍"は、2000年夏のサンティアゴ・ソラーリ以来だ。
 
 なお、マドリーはポルトガル代表DFのファビオ・コエントランをスポルティングへ1年間の期限付きで放出したことも同日に併せて発表している。
 
 マドリーの左SBには、マルセロが不動の存在として君臨しているが、19歳のテオはこの偉大なブラジル代表の後継者として期待されている。
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