トッティのヴェルディ加入は消滅か…ローマ新監督が「ほぼ確実にディレクターに」と発言

2017年07月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

ローマ新監督は「私のそばで支えてほしい」。

5月28日の退団セレモニーでは涙ながらに「ローマ愛」を語ったトッティ。やはり引退してクラブ幹部に就任か。写真:Alberto LINGRIA

「フランチェスコ・トッティのJリーグ入り」というビッグディールの可能性は、もはや風前の灯火なのかもしれない。現地時間7月3日、ローマのエウゼビオ・ディ・フランチェスコ新監督が、イタリア・メディア『Il Centro』の生中継インタビューで興味深いコメントを残した。
 
 現在40歳のトッティは、16-17シーズン限りで25年を過ごしたローマを退団。引退してのクラブ幹部就任(すでにローマとは契約済み)もしくは他クラブでの現役続行という2つの選択肢を持っていたが、去就問題を解決しないままサマーバカンスへと入った。
 
 元イタリア代表のファンタジスタは、愛するローマ以外でセリエAを戦うのは難しいこともあり、新天地候補としてはアメリカのMLS、トルコのアンタルヤスポル、そして社長が関心を認めたJ2の東京ヴェルディなどが挙がっていた。
 
 しかし、サッスオーロでの実績を評価されてローマに招聘されたディ・フランチェスコ新監督は、インタビューで次のように語った。
 
「トッティはほぼ確実にローマのディレクターになるだろう。最近、彼とは話したよ。彼の存在は、多くの付加価値を与えてくれる。チームを率いるのは私だが、現時点で私は選手たちのことをあまり知らない。だから、私のそばでチームを支えてほしいんだ」
 
 ディ・フランチェスコはMFだった現役時代にローマに所属し、2000-01シーズンには中田英寿とともにスクデットにも貢献。イタリア代表でも同僚だったトッティとは旧知の仲だ。今回のコメントを聞く限り、トッティはその元チームメイトからの誘いに前向きな返答をしている可能性が高いだろう。
 
 近日中に去就問題に決着を付けると見られているトッティ。はたして、その選択は?
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