「メッシと話すのも恥ずかしくて…」ネイマールがバルサ移籍当時を回顧

2017年07月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

ネイマール、「ブラジルでやってきたことは何も価値がなかった」と苦闘の日々を振り返える。

移籍当初は「恥ずかしかった」とメッシ(右)との関係性を明かしたネイマール(左)だが、今ではプライベートでも親しい間柄となっているという。 (C) Getty Images

 母国のサントスからリーガ・エスパニョーラに挑戦して4年――。今や「MSN」の一角として、バルセロナの顔のひとりとなったブラジル代表FWのネイマールだが、2013年に21歳でサントスから移籍した当初は、ビッグネームを前に気押される時があったようだ。
 
 当時からブラジルでは堂々たるスターとなっていたネイマールだが、初めてのヨーロッパ挑戦は、「ゼロからのスタート」だったと明かしている。ブラジル・メディアのインタビューコメントを、スペイン紙『マルカ』が伝えた。
 
「ブラジルでやってきたことは、ここでは何の価値もなかった。自分の価値を証明し、戦わなければいけない。適応には苦しんだよ。最終的には、チームメートたちや家族、友人たちが助けてくれたおかげで、すべてがうまくいった。彼らのおかげで集中できたんだ」
 
 ネイマールにとってとくに大変だったのは、移籍して最初の1か月だったという。リオネル・メッシやシャビ、アンドレス・イニエスタ、ジェラール・ピケ、ダニエウ・アウベスといったスターたちを前にすれば、緊張するのも当然だろう。
 
「ロッカールームに入ると、あちらを見ればメッシ、反対側を見ればシャビやイニエスタ、ピケ、ダニ・アウベスがいるんだ。まるでテレビゲームの中に入り込んだみたいだったよ。そういった選手たちを(ゲームの)コントローラーで使っていたのに、ある日、その中に飛び込んだんだ。メッシと話すのは恥ずかしかったよ。彼は僕のアイドルだったからね」
 
 だが、今では会話を恥ずかしがるどころか、メッシと親しくなったネイマールは、バルセロナのスターの一員となった。昨年、クラブとの契約を2021年6月まで延長したが、契約解除金は最大で2億5000万ユーロ(約320億9000万円)という破格の金額だった。
 
 ただ、ネイマール本人は、「いずれ母国ブラジルで再びプレーしたい」と望んでいる。しかし、その際のクラブは11歳のときから親しみのある古巣サントスではなく、別のクラブであると示唆している。
 
「フラメンゴでプレーしたいんだ。サントス時代に対戦したとき、僕らが勝っていたのに、フラメンギスタ(熱狂的なフラメンゴ・ファン)は応援を止めなかったからね」
 
 憧れのメッシとバルセロナでプレーする夢を叶えたネイマールは、いつかフラメンゴ移籍という希望も実現させるのだろうか。
 
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