49歳マルディーニ、最初で最後のプロテニス選手としての一戦は完敗も「良い経験ができた」

2017年06月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

「これをもう1度やることは難しい」

テニスでのデビュー戦は黒星に終わったマルディーニ。ちなみにプロサッカー選手としてのデビュー戦(1985年1月20日)では、ウディネーゼ相手に1-1の引き分けだった。写真は2013年時。 (C) Getty Images

 6月26日(現地時間)、イタリア・ミラノではテニスのATPチャレンジツアー「アスプリア・テニス・カップ」が行なわれたが、これにミラン、イタリア代表で活躍したサッカー界のレジェンド、パオロ・マルディーニが選手として出場した。

 
 個人コーチを務めるステーファノ・ランドニオとともにダブルスで出場したマルディーニにとって、これはプロとしてのデビュー戦ということで大いに注目を集めたが、トマシュ・ベドナレク&ダビド・ペル組相手に、1-6、1-6とストレート負けを喫し、1回戦敗退となった。
 
 主催者推薦で出場したマルディーニは、躍動感溢れるプレーを披露して見る者を沸かせたりもしたが、力の差は否めず、試合は42分で決着がついた。
 
 試合後、49歳でのデビュー戦を終えた彼は「とても良い経験ができたし、楽しめたよ。ただ、これをもう1度やることは難しい」と語り、この試合がプロとしての最初で最後の試合になるであろうことも示唆していた。(『ガゼッタ・デッロ・スポルト』より)
 
 一方、パートナーを務めたランドニオは「パオロはフィジカル面が完全でない状態で試合に臨んでいたんだ。その点は残念に思う。本来の彼なら、もっと色々なことができたはずだ」と語った。
 
「49歳の誕生日をここで迎えるとは思わなかった」と言うレジェンドは、ひとつのチャレンジを終え、今後は再び、サッカーの世界で存分にその力を発揮することだろう。
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