『タグ・ホイヤー』イベントで引退示唆の中澤にゴン中山「あと10年できるだろ!」とツッコミ。その時、香川は…

2017年06月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

中山と中澤の軽快トークに香川は……。

タグ・ホイヤーの時計を腕に巻いてトークショーに登壇した中澤(左)、香川(中央)、中山(右)。 写真提供:TAG Heuer

 6月27日、都内で行なわれた『タグ・ホイヤー ヤングガン アワード』のキックオフイベントに日本代表の香川真司、元代表の中澤佑二と中山雅史が登壇し、トークショーを行なった。
 
 同アワードは次世代を担う若手の育成と今後のJリーグ発展を目的として今年から新設。J1、J2、J3の全てのクラブに所属する23歳以下の選手を対象に一般投票を実施し、シーズンが終了する12月にベストイレブンを決定し、表彰するというものだ。
 
 スペシャルゲストとして栄えあるキックオフイベントに招待された3人は、「あまり話したことはない」(中澤)と言いつつも、軽快なトークを展開した。
 
 そのなかで6月25日のヴィッセル神戸戦でJ1の通算出場試合数が歴代2位の553試合に到達した中澤が、「自分も40歳になるのでそろそろ現役は厳しいかなと。引退までの一分一秒、一日一日を大切にしたいですね」とこぼす。後輩の"引退発言"に中山はすかさず、「あと10年はできるでしょ?」とつっこんで会場の笑いを誘った。
 
 いまだアスルクラロ沼津で現役を続けている49歳の先輩からのツッコミに「50歳になってもプレーできるのは中山さんとカズさん(三浦知良)しかいないです(笑)」と中澤も返していた。
 
 イベント終了後の取材で両先輩のトークに対して香川は、「2人とも本当にレジェンドですし、長い間に日本サッカー界で結果を残された方。人としてもプロフェッショナルで、僕も長い間、サッカーをしていきたい」と刺激を受けた様子だった。
 
 また、6月7日のシリア戦で負った左肩関節前方脱臼の状態については、「3週間経ってギプスが外せるようになったところ。これから本格的なリハビリを始めますが、シーズン開幕は全く問題ない」と説明。さらに勝てばワールドカップ出場が決まる8月31日のアジア最終予選のオーストラリア戦に向けては、「僕はホームで決めたいと思っている。試合に集中して最高の結果を手にしたい」と強い意気込みを口にした。
 
 そんな香川と日本代表に対して中澤は、「何も心配はいらないと思います。とにかく良い調整をしてオーストラリアに勝てれば、文句も言われなくなるのかなと。いちファンとして応援したい」とエール。中山は「内容を問いたいところですけど勝てばいい。真司が決めて勝つ。それが最高ですね。絶対に負けられない戦いですね」と後押しした。
 
 なお、アワードの対象となる"ヤングガン"たちに向けて3人は以下のように檄を飛ばしている。
 
「僕はまだまだ若い選手に負けるつもりはない。逆に年上のおじさん軍団をやっつけるぐらいの気持ちで臨んできてもらいたい。それがJリーグのレベルアップにも繋がると思うので、お互いに切磋琢磨していきたい」(中澤)
 
「若い世代の力は必ず必要になる。それは特に日本代表で感じている。そういう勢いのある選手が出てくることを願っています。でも、僕も佑二さんと同じで負けるつもりはない。自分はそういう戦いをもっと勝ち上がっていきたい」(香川)
 
「もっとハチャメチャに、思い切ってプレーしてもらいたい。それと同時にどうすれば自分が成長できるのか? いろいろなことを考えながら取り込んで、それをピッチで表現していってほしい。身体で若い選手に勝つのは難しいので、僕も気持ちだけは負けないように突っ張っていきたい」(中山)
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