【鳥栖】鎌田大地が壮行セレモニーで誓う。「活躍して『サガン鳥栖』の名前を広める」

2017年06月25日 塚越 始(サッカーダイジェスト)

「最後に、最高の試合ができた」

セレモニーのあと、胴上げをされる鎌田。まさにチーム一丸の勝利を掴み、ドイツへ旅立つ。(C)J.LEAGUE PHOTOS

[J1リーグ16節] サガン鳥栖 2-1 浦和レッズ /6月25日/ベアスタ
 
 浦和戦を最後にフランクフルトへ移籍する鳥栖の鎌田大地が25日の試合後、壮行セレモニーでサポーターに感謝の気持ちを伝え、「雑草魂で食らい付き、絶対に成功します」「将来はCLで優勝できるような強豪でプレーしたい」とドイツでの活躍を誓った。
 
 鎌田は「(高校卒業時に)鳥栖が唯一声をかけてくれて、拾ってもらった。鳥栖でなければ成長できなかった」と語り、1年目に指揮を執った森下仁志元監督について「僕のようなクソガキを叩き直してくれた」、そしてフィッカデンティ監督についても「監督のお陰で、こうして世界に挑戦できる」と感謝を惜しまなかった。
 
 さらに「僕が活躍することで、『サガン鳥栖』の名前を広めたい。これからは違う形で鳥栖に貢献したい」と強調。フランクフルトで結果を残し、《前所属:サガン鳥栖=SAGAN TOSU》をアピールすることを誓った。
 
 また、試合後には同期入団の福田晃斗が値千金のゴールを決めたことについて、「やはり普段決めない選手がゴールを決めると勝てる(笑)」と、パンチの利いた鎌田節も欠かさなかった。
 
 セレモニーのあと、ゴール裏でサポーターや全選手とともに記念撮影にも臨み、胴上げもされた。

「最後に、全員が最高のパフォーマンスを見せて、最高の試合ができました」

 最高の雰囲気を作り出したサポーターを含め、門出を祝福された鳥栖のナンバー7――。鎌田は「向こうに行っても、みんなの想いを背負って、世界で頑張ります。熱い応援をお願いします」と呼びかけた。
 
 とにかく盛り上がったベアスタ劇場。鎌田を中心に、選手のみならず、サポーター一人ひとりを含め、鳥栖の誰もが主役を演じた最高の夜となった。
 
取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)
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