柴崎岳を欧州老舗メディアがベタ褒め「ガクは完璧なまでにクールな、ピッチの支配者だ」

2017年06月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

プレーオフ決勝でも「鍵を握る存在」と太鼓判。

プレーオフ準決勝のゴールだけでなく、そのパフォーマンス自体が高く評価されている柴崎。指揮官の信頼も厚い。(C)Getty Images

 欧州指折りの老舗メディアも、柴崎岳のパフォーマンスを称えた。
 
 日曜日に行なわれたリーガ・エスパニョーラ2部の昇格プレーオフ準決勝(第2レグ)で、値千金のゴールを決め、テネリフェを決勝へと導いた日本代表MF。スペイン国内での知名度が飛躍的に高まるなか、国内最大の発行部数を誇る日刊スポーツ紙『MARCA』が、ウェブサイトで柴崎の特集記事を掲載。プレーオフでの戦いぶりを報じるのみならず、そのキャラクターやスタイルにも踏み込んでいる。
【柴崎岳PHOTO】テネリフェでのプレー&オフショットを厳選!
 
「試合中もクール、普段もクールな男だ。その落ち着き払った動じない性格はプレーにも反映され、いまではテネリフェのフットボールに調和をもたらしている。常にクオリティーの高いプレーを保証し、日本人選手がボールを持つと、ファンは安心して試合を観ていられるのだ」
 
 賛辞はまだまだ続く。
 
「なにより素晴らしいのはパスだ。いつ目視しているのか分からないほど素早い判断で、急所を突くパスを繰り出す。この1週間(プレーオフ準決勝2試合の期間)、監督のホセ・ルイス・マルティは口癖のように言っていた。『ガクの冷静さは我々の大きな武器だ』と。プレーオフはピッチに立つ選手たちから平常心を奪う。だからこそ、ガクの完璧なまでのクールさがモノを言う。第2レグは、指揮官の目論見通りとなった」
 
 さらには、クラブワールドカップ決勝での活躍を引き合いに出し、「あの日、レアル・マドリーから2ゴールを奪った男は、いま我々の眼前で違いを見せつけている。フットボールを熟知する、まさにピッチの支配者だ」とベタ褒め。最後は「(プレーオフ決勝の)ヘタフェ戦でも、間違いなく鍵を握る存在だ」との一文で締めた。
 
 はたして、スペイン中が注目する昇格プレーオフ決勝でもハイパフォーマンスを披露できるか。そのヘタフェとの2連戦は、第1レグが6月21日、第2レグが同24日に開催される。
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事