ドンナルンマに振られたミラン、もう一人の「超逸材GK」の引き留めには成功!

2017年06月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

U-20ワールドカップでもPKを2本ストップ!

U-20ワールドカップの3位決定戦ではPKを2本止めたプリッザーリ。ミラニスタの間では早くもドンナルンマに代わり正GKに推す声も。(C)Getty Images

 ミランは18歳のジャンルイジ・ドンナルンマの流出こそ濃厚になったが、同じく超逸材と謳われる17歳のアレッサンドロ・プリッザーリの引き留めには成功したようだ。
 
 現地時間6月15日、ミランはドンナルンマが契約延長オファーを拒否したことを発表。現行契約は2018年6月までのため、早ければ今夏、遅くとも来夏の退団が決定した。レアル・マドリーやマンチェスター・U、パリSG、ユベントスなどが新天地候補に挙がる。
 
 しかし、1歳下で同じく18年6月までの契約だったプリッザーリとは、同15日に代理人と契約延長で基本合意。『スカイ・スポーツ』が伝えている。詳細を詰め次第、正式発表される見込みだ。
 
 下部組織出身のプリッザーリは、15-16シーズンに弱冠16歳でプリマベーラ(U-19チームの)の守護神に。16-17シーズンはトップチームの第3GKを務めた(公式戦の出場機会はなし)。今夏のU-20ワールドカップにも飛び級招集され、先発に抜擢されたウルグアイとの3位決定戦では90分間を無失点に抑えたうえ、PK戦では2本をストップして勝利に貢献した。
 
 反応速度、体格、メンタルタフネス、そして足技とGKに必要な要素を満遍なく備え、ドンナルンマ以上の逸材とも謳われるスーパーGKに対しては、正式なプロデビュー前にもかかわらずマンチェスター・C、レアル・マドリーなどが興味を示していたが、ミランは今回の契約延長合意で流出を回避できそうだ。
 
 今夏のミランはドンナルンマに代わる実績のあるGKの獲得に動くとされており、新シーズンもプリッザーリは引き続き控えが有力だが、チャンスがないわけではないだろう。
 
 それこそドンナルンマも15-16シーズン、不調だったとはいえスペイン代表歴のあるディエゴ・ロペスから守護神の座を奪い、瞬く間に大ブレイクを果たした。才能は間違いないプリッザーリが、同じく一気に台頭しても何ら不思議はない。
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