柴崎、昇格プレーオフを前に「チャンスはある」 地元紙はクラブW杯での経験を重視!?

2017年06月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

「特別なことはしない。監督のプランに従ってプレーするだけ」

真価を問われる決戦に臨む柴崎。ちなみにリーグ戦での対戦成績は、カディスとは1勝1分け、ヘタフェとウエスカにはいずれも2分けと、どこにも負けていない。 (C) Getty Images

 リーガ・エスパニョーラ2部を4位で終えたテネリフェは、昇格プレーオフに臨むこととなり、まずは準決勝でカディスと対戦。15日(現地時間)に第1戦(アウェー)を迎える。
 

 柴崎岳にとっても、これは重要な戦いとなる。契約延長の交渉のなかには、1部昇格が条件に入っているともいわれており、これで自身の去就が左右されるかもしれない。
 
 試合を重ねるごとにチームでの存在感を増していっている日本人MFは、14日の『デポルプレス』で、運命の決戦に向けての意気込みなどを語っている。
 
「1部リーグに昇格するというのが、どんな感じなのか想像できない。とても素晴らしい瞬間になるだろう」という柴崎は、「プレーオフ進出は目標のひとつだったので、そこに辿り着けて嬉しい」とここまでの歩みに満足しながら、「まだ戦いは残っている」と気を引き締めた。
 
 リーグ戦5位のカディスとの対決については、「チャンスはあると思う。勝つつもりだ。カディスのことはリスペクトしているが、勝てるはず」と強気の姿勢を失っていない。
 
 柴崎といえば、鹿島アントラーズの一員として昨冬にクラブワールドカップ決勝でレアル・マドリー相手に2ゴールを挙げ、一躍世界にその名を広めたが、大舞台を経験した彼に対し、同紙は今回の決戦との違いを訊ねている。
 
「クラブW杯とは違う。昇格を果たせれば、それを説明できると思う」
 
 テネリフェでも、中盤で攻撃を指揮する役割が板についてきた柴崎は、この重要な一戦ではどのような役割を担うのか?
 
「決定的なゴールを決められれば嬉しいけど、大事なのはチームが勝つことであり、そうなることが一番嬉しい。何か特別なことをするつもりはない。監督のプランに従ってプレーするだけ」
 
「日本でどう報じられているかは知らない。もしチームが昇格すれば、より大きく取り上げられるだろう」という柴崎が、たった1枚の昇格へのチケットをめぐる戦いにおいて、重要な仕事を果たせるか。非常に楽しみだ。
 
 なお、第2戦は18日にテネリフェのホームで行なわれ、決勝に勝ち上がった場合には、ヘタフェ(リーグ戦3位)対ウエスカ(6位)の勝者と、21、24日にホーム&アウェーで対戦して雌雄を決することとなる。
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