イングランド戦で決勝弾! 香川の同僚デンベレが試合後に語ったフランス代表、自身の去就

2017年06月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

「今日は成熟した姿を見せられたんじゃないかな?」

若者らしい勢いに溢れた突破と、若さに似合わぬ冷静なチャンスメイクという武器を持つデンベレ。ドルトムントで常に披露していた凄さを、母国の大観衆の前でも発揮した。 (C) Getty Images

 6月13日(現地時間)、フランス代表はサンドニにイングランドを迎えて親善試合を戦い、3-2で勝利を飾った。


 マクロン大統領も観戦するなかで行なわれた一戦は、9分、左からのクロスにケインが合わせてアウェーチームが先制するが、フランスは22分、FKをジルーが頭で合わせ、GKヒートンが弾いたところをウンティティが詰めてフランスが追い付く。
 
 さらにホームチームは43分、ドルトムントの20歳、デンベレがイングランドDF陣を得意のドリブルで切り裂いて決定的なシュート。これはヒートンの好守に阻まれるも、こぼれ球をシディベが詰めて勝ち越しに成功した。
 
 しかし後半開始から間もなく、フランスはCBヴァランヌがペナルティーエリア内でアリを背後から倒したとして一発退場となり、さらに相手にPKを与える。これをケインに決められ、同点とされた。
 
 だが、次の1点を奪ったのは数的不利を強いられたホームチームだった。縦パスを受けたエムバペが右に流すと、これを受けたデンベレがゴール左隅にシュートを突き刺したのである。18歳と20歳によるコンビプレーが、フランスに決勝点をもたらした。
 
 2点に絡むなど大活躍を見せたデンベレは試合後、この強豪相手に見せた自身とチームのパフォーマンスを振り返るとともに、注目されている自らの去就についても言及している。(『レキップ』より)
 
――◇――◇――
 
 前半はチャンスを決め切れない場面が幾つかあったけど、試合中にうまく修正していき、後半は何も問題なくプレーできた。
 
(昨年11月に行なわれた)コートジボワール戦(スコアレスドロー)ではダメだったけど、そこからの数か月で僕は変わったと思う。成長して、フランス代表に帰ってくることができた。今日は、成熟した姿を見せられたんじゃないかな?
 
 今のフランス代表は、とても良い集団だと思う。ピッチの中でも外でも、チームは良い状態にある。エムバペやルマール(21歳)ら若い選手が多く、みんなが勢いを持って、互いに支え合いながら相手陣内の深い位置まで攻め入ることができている。今日は、自分たちのプレーができていた。
 
(ヴァランヌの退場は微妙な判定だったが?)分からないね。親善試合で、あのプレーにレッドカードが相応しいのか……。少し厳し過ぎるような気もしたけど……。
 
(来シーズンはどのチームでプレーする?)僕はドルトムントと契約を交わしているんだから、来シーズンもドルトムントでプレーすると思うよ。(それは本心かと聞かれて)ああ、もちろんだよ(笑)。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事