FIFA研究機関の「市場価格ランク」が意外な結果に…C・ロナウドとメッシがトップ3から外れる!

2017年06月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

欧州5大リーグの選手を対象とした独自の市場価値ランキング。

CL得点王となったC・ロナウドだが、市場価値ランキングでまさかの11位。マドリーからもトップ50入りはベイルと2人だけとなった。(C)Getty Images

 FIFAの教育研究機関でもあり、スイスを拠点とするサッカー関連調査機関の『CIESフットボール・オブザーバトリー』が現地時間6月12日、最新版の移籍市場価値ランキングを発表した。

 
 このランキングでは、欧州5大リーグ(スペイン、イングランド、ドイツ、イタリア、フランス)の選手たちが対象とされ、年齢やポジション、契約期間のほか、選手個人と所属クラブ、各リーグの成績や競争レベルも計算に含まれる。
 
 しかし、近年のバロンドールを独占してきたバルセロナのリオネル・メッシとレアル・マドリーのクリスチアーノ・ロナウドの順位は、前者が3位、後者に至っては11位と予想外の結果となった。
 
 首位はバルサのネイマール。トッテナムのデル・アリ(2位)とハリー・ケイン(3位)のコンビを抑えてトップに立った。
 
 トップ10の顔触れを見ると、ネイマールとメッシに加えてルイス・スアレス(6位)もランクインしたバルサが最多の3名を輩出。ユベントスからもトッテナムと同様にゴンサロ・イグアイン(8位)とパウロ・ディバラ(10位)の2人が選ばれている。
 
 昨夏に史上最高額の移籍金でユーべからマンチェスター・ユナイテッドに復帰したポール・ポグバは7位。それまでトップだったマドリーのガレス・ベイルは6670万ユーロ(約80億400万円)で43位だった。チャンピオンズ・リーグ(CL)連覇を遂げたマドリーでトップ50に名を連ねたのは、意外にもC・ロナウドとベイルの2人だけだ。
 
 ちなみに日本人選手の名前はなく、アジア勢ではトッテナムに所属する韓国代表FWのソン・フンミンが6150万ユーロ(約73億8000万円)で50位にランクインした。
 
 上位110名のランキングで最年少はモナコのキリアン・エムバペ(18歳)で、最年長はC・ロナウド(32歳)となっている。
 
 リーグ別の比較では、各リーグ上位10選手の平均市場価値が8500万ユーロ(約102億円)のプレミアリーグがトップ。リーガ・エスパニョーラが7300万ユーロ(約87億6000万円)で続き、セリエAが5100万ユーロ(約61億2000万円)で3位、ブンデスリーガが4700万ユーロ(約56億4000万円)で4位、リーグ・アンが4000万ユーロ(約48億円)で5位だった。

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