カペッロが低迷中の江蘇蘇寧の新監督に! 2年ぶりの現場復帰で世界的名将の手腕発揮なるか

2017年06月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

ACLではベスト16入りも国内リーグでは低迷する江蘇蘇寧。

江蘇蘇寧の新監督に就任するカペッロ。ロシア代表監督を退任した2015年7月以来の現場復帰となる。(C)Getty Images

 中国スーパーリーグの江蘇蘇寧は6月12日、新監督としてファビオ・カペッロと契約を結んだことを公式サイトで発表した。
 

 江蘇蘇寧はカペッロ監督を「世界で最も成功を収めた監督」と紹介。ミラン、レアル・マドリー、ローマ、ユベントスなど世界のビッグクラブで指揮を執り、セリエAを7度(ユーべ時代の2回ははく奪)、リーガ・エスパニョーラを2度制し、1993-94シーズンにはチャンピオンズ・リーグ制覇(ミラン)を果たすなど、輝かしい実績を誇る。
 
 2007年12月からはイングランド代表、2012年7月からはロシア代表を率いていたカペッロ監督だが、2015年7月に退任して以降はフリーの状態が続いており、およそ2年ぶりの現場復帰となった。
 
 江蘇蘇寧は今シーズンのアジア・チャンピオンズ・リーグ(ACL)ではG大阪相手に2連勝するなどグループリーグを首位で突破しベスト16に進出したが、決勝トーナメント1回戦では同じ中国の上海上港に敗れて8強入りは果たせず、国内リーグでも14位と低迷。チェ・ヨンス前監督が辞任していた。
 
 クラブはカペッロ監督に「世界で最も発展した考えやメソッドをもたらし、江蘇のサッカーと中国サッカー全体に進化をもたらす」と期待感を示している。中国リーグに参戦する世界的名将は江蘇蘇寧を立て直すことができるだろうか。
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