「ミランの新10番」はC・ロナウド激賞のポルトガルの新星か! 約46億円で獲得へ!

2017年06月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

CL決勝で代理人と会談して一気に争奪戦を制する。

ミラン移籍が濃厚となったA・シウバ。ポルトでも纏った背番号10をロッソネーロでも付けるか。(C)Getty Images

 イタリアの各メディアは現地時間6月11日、ミランがポルトに所属するポルトガル代表FWのアンドレ・シウバを獲得すると報じた。選手はすでにミラノ入りしており、12日にメディカルチェックを受ける見込みだ。
 
 16-17シーズンに期待を裏切ったカルロス・バッカの売却が濃厚で、レアル・マドリーのアルバロ・モラタやドルトムントのピエール=エメリク・オーバメヤン、トリノのアンドレア・ベロッティなど、この夏の人気銘柄となっているストライカーへの関心が報じられていたミラン。しかし、彼らの獲得が難しくなったか、最終的に選んだのは、1試合で28クラブのスカウトが視察したとして話題になった21歳の新星だった。
 
 ミランのマルコ・ファッソーネCEOとマッシミリアーノ・ミラベッリSDは、チャンピオンズ・リーグ決勝が行われた6月3日、カーディフでジョルジュ・メンデス代理人と会談。これをきっかけに交渉に進め、マンチェスター・Uやアーセナル、ユベントスらとの争奪戦を一気に制したようだ。
 
 イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、移籍金が3800万ユーロ(約46億円)と報じている。ポルトとA・シウバの契約には6000万ユーロ(約72億円)の契約解除金が設定されていたが、ポルトがUEFAのファイナンシャル・フェアプレー違反で赤字を減らす必要があることから、ミランは値引きに成功したようだ。
 
 A・シウバは公式戦44試合で21得点・8アシストを記録するなど16-17シーズンに一気に台頭。2016年9月にデビューしたポルトガル代表でも早くもレギュラーに定着し、ここまで8試合で7得点とゴールを量産している。ガゼッタ・デッロ・スポルト紙によれば、あのクリスチアーノ・ロナウドが「僕が引退してもポルトガルは大丈夫だ。僕らはA・シウバという素晴らしいアタッカーを見つけた」と太鼓判を押している。
 
 また同紙は、A・シウバが幼少期から現所属のポルトまで一貫して背番号10を好んでいるとも報道。ミランでも10番を纏う可能性があると伝えた。これが実現すれば、契約満了による今夏退団が決まっている本田圭佑の「後継者」となる。
 
 なお、ミランはここにきてフィオレンティーナFWのニコラ・カリニッチへの関心も伝えられている。ほかにも、ラツィオのFWケイタ・バルデ・ディアオやMFルーカス・ビグリア、アタランタのDFアンドレア・コンティの獲得に前進していると取沙汰されているところだ。
 
 すでにDFマテオ・ムサッキオ(ビジャレアルから)、MFフランク・ケシエ(アタランタから)、DFリカルド・ロドリゲス(ヴォルフスブルクから)を獲得したミランは、中国資本の新経営陣のもとで、次々と補強を進めている。
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