コンテ監督からの戦力外通告を暴露したD・コスタ、新天地は補強禁止のA・マドリー!?

2017年06月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

「僕はマーケットに出された。新しいチームを探している」

指揮官(右)とのあいだの溝は埋まることなく、ついに決別へ!? D・コスタ(左)はどのようにA・マドリー愛を貫くのか……。 (C) Getty Images

 プレミアリーグ王者のエースストライカーが、指揮官から事実上のクビを宣告されていた……。
 
 チェルシーFWのジエゴ・コスタが現地時間6月7日、スペイン代表の国際親善試合(2-2で引き分けたコロンビア戦)後にミックスゾーンで報道陣に対し、アントニオ・コンテ監督から「来シーズンは頼りにしない」とのメールが届いたと明かした。


 2016-17シーズンのプレミアリーグで20ゴールをマークし、王座奪還に貢献したD・コスタ。だが、1月には中国行きの可能性が取り沙汰され、コンテ監督との確執も噂された。以降、ブラジル出身のスペイン代表ストライカーは、常にその去就が注目されている。
 
 以前からD・コスタに代わるアタッカーの獲得が報じられてきたチェルシーだが、まだ世間を騒がせるようなビッグネームの加入は実現していない。しかし、コンテ監督はすでに決断を下したようだ。
 
 スペイン紙『アス』によると、D・コスタは7日のコロンビア戦後、「監督から、来シーズンは頼りにしないというシンプルなメッセージを受け取った。今年の僕が良くなかったということだろう」と語っている。
 
「恥ずべきだよ。すでにこのメッセージは、決断を下すクラブの人たちに送った。でも、監督が僕に期待しておらず、残留を望んでいないことは明らかだ。僕はマーケットに出された。新しいチームを探している」
 
 D・コスタは以前から、移籍するのであれば古巣のアトレティコ・マドリーを希望すると口にしていた。今でもその望みは変わっていないという。
 
 だが周知のように、スポーツ仲裁裁判所に提訴を棄却されたA・マドリーは、来年1月まで新選手の登録ができない状態だ。今夏の新加入選手は、ワールドカップ直前のシーズンで前半戦を棒に振ることとなる。
 
 それだけにD・コスタも、「A・マドリーに復帰できれば良いけど、全てを考えなければいけない。4、5か月プレーできないのは難しい」と、慎重な姿勢だ。ただ、A・マドリーへの強い愛情も強調した。
 
「僕がA・マドリーのチームメートたちのことが大好きで、マドリードでの生活が好きなのは、みんなが知っていることだ」
 
 D・コスタの爆弾コメントにより、同選手の去就とチェルシーの補強の双方に注目が集まる。同時に、メールを暴露されたコンテ監督のリアクションも見ものだ。
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