【EL】目標達成に大喜びのモウリーニョ監督 「私の監督人生で最も難しいシーズンだった」

2017年05月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

「これで休暇に入れる。代表戦の視察? 見たくないね」

猛烈なプレッシャーや批判にも晒され、何とか最低限の目標を達成したモウリーニョ監督。来シーズンは、より大きな結果が求められることとなる。 (C) Getty Images

 アヤックスを2-0で下してヨーロッパリーグ(EL)を制するとともに、来シーズンのチャンピオンズ・リーグ(CL)出場権を手にしたマンチェスター・ユナイテッド。ジョゼ・モウリーニョ監督も、最大の目標を果たし、珍しく派手に喜びを爆発させた。

 ELはクラブにとって唯一欠けていたタイトルであり、これでマンチェスター・Uは全てのタイトルを獲得した、史上5番目のクラブとなった。

 コミュニティーシールド、リーグカップ、そしてELと3つのタイトルを獲得した一方で、プレミアリーグでは欧州カップ戦圏外の6位。名門クラブの再建を任されたモウリーニョ監督にとって、新天地での1年目は非常に困難を伴うものだった。

 試合後、指揮官は以下のようにシーズンを振り返っている。(『BBC』より)

――◇――◇――

 難しいシーズンだったが、終わってみれば良いシーズンだったと言える。3つのタイトルを獲得し、さらにCL出場権も獲得できたのだから。

 我々は今シーズン、何よりもCL出場権を得ることを重要視してきたが、今日、重要なタイトルを手にすることで、この目標も達成することができた。

 これでクラブは、全てのタイトルを手にすることができた。そのために我々は、最初から懸命に戦った。

 ここまで、常にELを勝ち取れると考えて戦ってきたが、それを実現できてとても嬉しい。我々はインテリジェンスを持って戦い、快適にプレーした。今日の我々はアヤックスを上回っていたと思うし、彼らの弱点をうまく衝けた。勝利に値するプレーを見せられたと思う。

 怪我で松葉杖をついている選手たちがトロフィーを掲げる姿を見られて、とてもハッピーな気分だ。この数か月は本当にハードだった。(負傷者続出のため)使える選手の数が限られてしまっていたからだ。私の監督人生のなかでも、最も難しいシーズンだった。

 これで休暇に入れる。代表戦の視察? 見たくないね。私は利己的な人間なんだ。

補強については、(CEOの)エド・ウッドワードに希望する選手のリストを渡してある。2か月以上前から欲しいと思っていた選手ばかりだ。あとは彼とオーナーにお任せする。今はもう、サッカーのことは考えたくない。

(ウェイン・)ルーニーはプレーする準備ができていた。彼は重要なオプションだったが、試合が2-0となってからは、もう攻撃面を強化する必要はなくなった。彼は我々にとって常に重要な選手だ。来シーズンもこのクラブに残ってくれたら、とても嬉しい。

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事