【ACL】川崎が後半3発の逆転劇! 中村、小林、阿部の役者揃い踏みでムアントンに先勝

2017年05月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

家長のクロスから2ゴールが生まれる。

川崎は、第1戦を中村(14番)、小林(11番)のゴールによって逆転で制した。

[ACL決勝トーナメント1回戦1stレグ]ムアントン・U 1-3 川崎/5月23日/タイ

 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は5月23日、各地で決勝トーナメント1回戦の1stレグを開催。川崎フロンターレは、敵地タイでムアントン・ユナイテッドとの一戦に臨み、3-1で逆転勝利を飾った。


 試合は30度を超える酷暑のなかでの戦い。スローペースな展開のなかで、なかなかゴールに迫るプレーが生まれない。

 しかし前半アディショナルタイム、川崎はバイタルエリアで縦パスを受けた相手エースのティーラシン・デーンダーに振り向きざまにミドルシュートを放たれ、これがゴールネットに突き刺さる。タイ代表の英雄的存在であるティーラシンのゴールによって、ムアントンが先制し、前半を終えた。

 川崎は、森本に代えてベンチスタートとなっていた小林を投入して後半をスタート。さらに59分にはハイネルに代えて大島を投入し、ペースを引き寄せようとする。

 すると川崎は66分、家長のクロスをファーサイドで車屋が折り返すと、中央で待ち構えていた中村が落ち着いて流し込み同点に追いつく。

 さらに3分後、川崎は中村が股抜きのパスで右サイドへ展開。これを家長がワンタッチでクロスを入れると、小林が豪快に右足を振り抜き、ボレーでゴールネットを揺らす。川崎が同点から3分間で逆転に成功する。

 そして89分、川崎は右サイドを破り、小林のクロスからリーグ戦3戦連発中の阿部が押し込み、ダメ押しの3点目を奪う。

 試合はこのまま3-1でタイムアップ。川崎は準々決勝進出へ向け、大きなアドバンテージを得ることとなった。川崎は5月30日に行なわれるホーム等々力でのセカンドレグで、仮に0-2で敗れてもベスト8進出が決まる。
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