マドリーがバルサを振り切って5シーズンぶり33回目のリーガ制覇!

2017年05月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

マドリー、バルサはともに勝利も、その試合内容は対照的だった

最終節で優勝を決めたマドリー。GKからFWまで、そして主力、サブの全ての選手が勝利に大きな貢献を果たした。いよいよ残す目標は、前人未到のCL連覇だ。 (C) REUTERS/AFLO

 5月21日(現地時間)、リーガ・エスパニョーラ最終節でレアル・マドリーはマラガを2-0で下し、5シーズンぶり33回目のリーグ優勝を果たした。
 
 14日に行なわれた21節順延分のセルタ戦を4-1で制し、2位バルセロナとの勝点差を3に広げて決戦を迎えた首位のマドリー。有利な条件下にあった彼らは、開始2分にイスコのスルーパスで抜け出したエースのC・ロナウドがGKをかわして先制点を挙げ、早くも余裕を得る。
 
 一方、マドリーを追うバルセロナはカンプ・ノウで必勝を期してエイバル戦に臨むも、圧倒的なボールポゼッションを誇りながらゴールを奪えず、逆に7分、乾の鮮やかなボレーで先制点を奪われた。
 
 前半の時点で明暗が分かれた両チームだが、55分にさらに差は広がる。マドリーがCKからラモスのシュートがGKにはね返されたところをベンゼマが詰めて追加点を奪ったのだ。
 
 一方のバルサは前半にもスアレスが決定機を2度外していたが、後半に入ってもメッシが信じられないシュートミスを犯したりして、同点にすらできない。そして61分、再び乾に強烈なシュートを浴びて2点目を失い、カンプ・ノウは沈黙に包まれた。
 
 とはいえ、その2分後にオウンゴールで1点を返すと、メッシがPKを失敗したものの、73分にCKからスアレス、75分にメッシがPKで立て続けに得点を重ねて逆転、さらに終了間際にもメッシがドリブル突破から加点し、彼は通算37得点で今シーズンのリーグ得点王に輝いた。
 
 エイバルのGKジョエルが神がかっていたのは事実であり、そのなかでしっかり逆転したのはさすがだが、それでもバルサはあまりにチャンスを逃し過ぎた……。
 
 対するマドリーは、ホームチームに時折攻め込まれるも、ここではDF陣が踏ん張り、GKナバスは前半も含めて幾度もファインセーブを披露。全員が仕事を果たして相手にゴールを許すことなく、危なげなく90分間を乗り切って栄光の瞬間を迎えた。
 
 喜びを爆発させた選手たちだが、まだ重要な戦いが残っている。6月3日、ウェールズ・カーディフでのチャンピオンズ・リーグ(CL)決勝だ。奇遇にも同じく33回目のリーグ優勝を果たしたユベントスとの対決の後で、ようやく彼らには休息の時が訪れる。
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