新潟がホームで9か月ぶりの勝利!呂比須監督は枯れた声を絞り出し「選手たちが良くやってくれた」

2017年05月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

「一戦一戦大事にしてもっと強いチームを作っていきたい」

呂比須監督は初陣で勝点3を獲得。チームに9か月ぶりのホームゲーム勝利をもたらした。(C)J.LEAGUE PHOTOS

[J1リーグ12節]新潟1-0札幌/5月20日/デンカS
 
 新潟が札幌を下し、今季リーグ戦2勝目を挙げた。この試合が新潟での初陣となった呂比須ワグナー監督は、「選手たちが良くやってくれた。本当に嬉しい」とコメント。試合中に必死で指示を送っていた影響で、その声は枯れていた。
 
 決勝点が生まれたのは66分のことだ。札幌のCKを撥ね返すと、セカンドボールを拾った富澤清太郎がドリブルで駆け上がる。ハーフライン付近まで達したところで前線にスルーパスを送り、これを受けたホニがエリア内の角度のないところから左足で突き刺した。
 
 待望の先制点を手に入れた新潟は、その後も集中力を保って札幌の反撃を封殺。今季2度目の無失点で、新監督の初陣に華を添えた。
 
 新潟は昨年8月20日の福岡戦を最後にホームで勝星がなかった。ホームゲームでの連敗を9で止めたこの勝点3は、文字通り浮上のきっかけになるだろう。
 
 チームに闘志を注入し、初陣で結果を出した指揮官は、「去年の8月からホームで勝つことができなくて一番悔しかったのは選手たち。みんながひとつになって良くやってくれた」。選手を褒め称え、「一戦一戦大事にしてもっと強いチームを作っていきたい」と今後への抱負を語った。
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