工藤&千葉を外した大胆采配の広島が今季2勝目!抜擢のふたりが得点演出で甲府を下す

2017年05月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

スタメン起用の皆川、野上がゴールを演出。

逆転弾を挙げた水本。チームの勝利に貢献した。(C)J.LEAGUE PHOTOS

[J1リーグ12節]甲府1-2広島/5月20日/中銀スタ
 
 J1リーグ12節の甲府対広島が20日、山梨中銀スタジアムで行なわれ、広島が2-1で甲府を下した。
 
 前節、C大阪に大敗を喫した広島は、1トップに皆川佑介、3バックの中央に野上結貴を先発起用。攻守の軸を務めるFW工藤壮人、DF千葉和彦をスタメンから外す大胆采配で甲府との一戦に臨んだ。
 
 思い切ったメンバー変更をした広島だが、先制したのはホームチームだった。19分、甲府は左サイドから田中佑昌がクロスを上げ、クリアボールに反応した小椋祥平が右足を一閃。ダイレクトで放たれたシュートは相手DFに当たって、ゴール左に突き刺さった。
 
 先手を取られた広島だが、徐々に攻撃のリズムを掴んでいくと、31分にアンデルソン・ロペスがミドル、その直後には皆川がヘッドで相手ゴールを脅かした。
 
 そして41分、広島が同点に追いつく。縦パスを受けた皆川が、鮮やかな反転で相手DFをかわしてA・ロペスにスルーパスを送る。A・ロペスは相手DFを引きつけてから中に折り返し、最後は柴﨑晃誠がネットを揺らした。見事な崩しで広島が試合を振り出しに戻す。
 
 1-1のタイスコアで迎えた後半、良い流れで前半を終えたアウェーチームが逆転に成功する。50分、柴﨑のCKにニアで野上が潰れてボールがゴール前に流れると、混戦から水本裕貴が頭で押し込んだ。
 
 その後はホームの甲府が反撃を試みるも、ゴールに迫れず。試合終盤のCKから河本明人が放ったシュートも枠を捉えることができなかった。
 
 試合はそのまま終了し、アウェーの広島が2-1で甲府を下した。広島は今季2勝目を挙げ、浮上のきっかけとなり得る貴重な勝点3を手にした。
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