呂比須新監督が初陣で勝点3!新潟がホニの決勝点で札幌を撃破

2017年05月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

66分に電光石火のカウンターからホニが仕留める。

新潟での初陣を飾った呂比須監督。先制点の瞬間は、スタッフ陣と抱き合って喜びを表現した。(C)J.LEAGUE PHOTOS

[J1リーグ12節]新潟1-0札幌/5月20日/デンカS
 
 J1リーグ12節の新潟対札幌が20日、デンカビッグスワンスタジアムで行なわれ、新潟が1-0で札幌を下した。
 
 呂比須ワグナー新監督の初陣となった新潟は、4-2-3-1システムを採用。CFに鈴木武蔵を据え、スピードのあるホニをサイドハーフ、チアゴ・ガリャルドをトップ下に配してシンプルかつ素早い攻撃を狙った。
 
 対する札幌は、中盤の兵藤慎剛や宮澤裕樹が頻繁にボールを受けてゲームを作り、強さと高さのある都倉賢や金園英学へのクロスでチャンスをうかがった。
 
 前半はお互いにいくつかの決定機を作ったが、シュート精度を欠いてモノにできず。札幌はセットプレーに合わせた都倉のヘッドが枠を外れ、新潟はカウンターから迎えたエリア内でのシュートチャンスを、鈴木がサイドネットの外側に当ててしまった。
 
 スコアレスで迎えた後半は、札幌が優勢に試合を進める。札幌は中盤の選手の距離感が良く、新潟のプレッシャーを上手くいなしながらサイドでフリーの選手を作り、そこからクロスを何本も供給した。
 
 しかし、この劣勢を凌いだ新潟が、一瞬の隙を突いて先制に成功する。66分、相手のCKを撥ね返し、そのままカウンターを発動。富澤清太郎が球足の長いスルーパスを送り、GKと1対1になったホニが角度のないところから左足シュートをねじ込んだ。

 これが決勝点になり、新潟が1-0で札幌に勝利。就任初戦で勝点3を獲得した呂比須新監督には、スタンドから万雷の拍手が送られた。新潟はリーグ2勝目。ホームゲームでは今季初勝利となった。
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