デウロフェウの劇的弾でミランがアタランタと引き分け! 本田は3試合連続の出番なし

2017年05月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

先手を取られる苦しい展開ながらなんとかドローに持ち込む。

デウロフェウ(手前)は88分、右足で同点ゴールを挙げる。復帰した主将モントリーボ(後方)も喜ぶ。写真:Alberto LINGRIA

 現地時間5月13日、セリエA36節のアタランタ対ミラン戦が開催された。
 
 6位ミランはここ4試合未勝利(2分け2敗)と不振に陥っており、5位と躍進するアタランタとのアウェーゲームに向けては、システムをいつもの4-3-3から3-5-2に変更。ロマニョーリが怪我から戻り、故障で長期離脱していた主将モントリーボが昨年10月2日以来の復帰を果たした。本田圭佑は怪我で欠場した28節を挟んで公式戦27試合連続のベンチスタートとなった。
 
 試合はアタランタのペースで進むも、なかなか決定的なチャンスを作れない。一方のミランもデウロフェウの個人技などでカウンターを仕掛けるが最後の最後が噛み合わない。
 
 すると44分、アタランタが先制に成功する。スピナッツォーラが左サイドを破ってクロスを上げて、GKドンナルンマに弾かれたところを、逆サイドから中央に詰めていたコンティが押し込んだ。
 
 後半は1点を追うミランが攻勢を仕掛け、46分にパシャリッチ、57分にラパドゥーラが決定機。それでもゴールは奪えず58分、ミランのモンテッラ監督はクツカを下げてバッカを投入した。
 
 これで敵陣深くまで入り込めるようになったミランだが、次々と守備的なカードを投入してきたアタランタを崩せず肝心のゴールはなし。78分にはパシャリッチとベルトラッチが交代した。
 
 すると88分、ミランは同点に追いつく。ペナルティーエリア内でラパドゥーラのパスを受けたデウロフェウが、ワンフェイクで敵を交わして右足でフィニッシュ。これが相手DFの足に当たって、ゴールネットを揺らした。
 
 直後にミランはデ・シリオに代えてバンジョーニを投入し、交代枠を使い切る。本田は3試合連続の出番なしに終わった。
 
 結局、このまま1-1のドロー決着。アタランタは5位、ミランは6位の座をキープし、いずれもヨーロッパリーグ出場権獲得(4~6位)に向けて一歩前進した。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事