大宮が 今季8敗目…"さいたまダービー"の勢い生かせず札幌に完封負け

2017年05月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

札幌は今季公式戦ホーム負けなし。

大宮は再三に渡り札幌にゴールを脅かされた。(C)J.LEAGUE PHOTOS

[J1リーグ10節] 札幌1-0大宮/5月6日/札幌ド
 
 4月26日のルヴァンカップでは1-1のドローに終わった両者の対戦。札幌は、大宮から期限付き移籍中で、契約上の理由により出場できない横山知伸に代わり、河合竜二がスタメン。一方の大宮は、ドラガン・ムルジャ、ネイツ・ペチュニク、マテウスの助っ人トリオが揃ってベンチスタートとなった。
 
 前半はホームの札幌が優勢に試合を進める。6分、ルーズボールを拾い前線の金園英学が抜け出す。金園は右足を振りぬくが、大宮DFに阻まれゴールはならない。
 
 さらに、23分にはFKのチャンスを得る。福森晃斗の左足の鋭いクロスから、金園がダイレクトで合わせるも、枠を捉えることはできない。
 
 流れを引き寄せたい大宮は28分、瀬川祐輔がゴール中央で決定的なチャンスを迎えたが、GKク・ソンユンのセーブに遭い先制点を奪うことはできない。
 
 札幌は41分、宮澤裕樹の縦パスに抜け出した都倉賢が、巧みな切り返しで大宮DFをかわして左足で狙うも、ボールはサイドネットで惜しくもゴールはならない。結局、札幌はチャンスを決めきれず前半をスコアレスで折り返す。
 
 50分、河合のロングフィードに抜け出した都倉がペナルティエリア内で倒されるも、ホイッスルは鳴らない。
 
 58分、CKから金園のヘディングはポストを叩いたが、こぼれ球を宮澤が押し込む。再三に渡り大宮ゴールを脅かしていた札幌がついに先制点を奪う。
 
 追いつきたい大宮は選手交代で打開を図る。63分、茨田陽生を下げ、マテウスをピッチに送り込む。さらに69分には、長谷川アーリアジャスールに代え、N・ペチュニクを投入する。
 
 一方の札幌も66分、金園に代えてジュリーニョ、79分には菅大輝を下げ、前寛之をピッチへ送りこむ。大宮は81分、岩上祐三に代えて横谷繁を投入し、3枚の交代カードを使い切る。
 
 87分、大宮は右からのCKにN・ペチュニクがフリーで合わせるも枠を捉えきれず、絶好の決定機を逃す。
 
 試合はそのまま1-0で終了。札幌は今季初の完封勝利を収めた。一方の大宮は、前節のさいたまダービーで初勝利を収めた流れを生かせず8敗目を喫した。
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