【浦和】16年の経営情報開示。6年連続黒字、純資産は設立以来初の10億円を突破!

2017年04月28日 塚越 始(サッカーダイジェスト)

入場者数は平日開催増加により微減。09年度を超える営業収入を記録。

浦和は6年連続の黒字を達成。営業収入は09年を超える水準に達した。さらに、今季の埼スタは一段と熱い!写真:サッカーダイジェスト写真部

 浦和レッズの定時株主総会が4月28日に行なわれ、2016年度の事業収支が承認された。営業収入66億600万円は09年度を7年ぶりに超える水準で、6年連続の最終黒字を達成した。
 
 昨季は13年ぶりのルヴァンカップ優勝を果たし、リーグ優勝は逃したものの勝点74を獲得しての年間勝点1位獲得した。一方、クラブの筆頭株主だった三菱自動車(株)の燃費不正問題に伴う日産自動車(株)からの資本参加により、Jリーグ規約に抵触するのではないかという事態が発生。

 これを受けて、三菱重工(株)と三菱自動車(株)の共同出資で設立された「ダイヤモンドF.C.パートナーズ(株)」が新たな筆頭株主となった。また第三者割当増資が16年ぶりにあり、計2億2,560万円の資本を増強した。
 
 昨季の平均入場者数は、リーグ戦とCSを含めると3万8208人で、前年比537人のマイナス。リーグ戦のみだと3万6935人で、前年比1810人の減少。平日開催が増えたことが影響したとみられる。
 
 営業収入は66億600万円で4年連続の増収。09年度を7年ぶりに超える水準に達した。
 
 事業費用と一般管理費を合わせた営業費用は64億2600万円で、営業利益は1憶8000万円。当期純利益は1憶7300万円で、6年連続の最終黒字となった。
 
 また純資産は11億7800万円で、クラブ設立以来初めて10億円を超えた。第三者割当増資を行なったことなどから、自己資本比率も過去最高の59パーセントに達している。
 
 クラブは今季について、「さらに安定したチームづくりを継続しつつ、『すべてにおいてバージョンアップ』を図り、育成やレディースを含め『強くて魅力あるチーム』づくりを継続します」と方針を示している。

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