【ACL 採点&寸評】浦和×Wシドニー|ストライカー4人が決める"競演"。最高点は李。駒井、柏木らも評価

2017年04月26日 塚越 始(サッカーダイジェスト)

浦和――交代枠を使い切ったあとに西川が倒れ、ヒヤっとしたが…。

【得点】浦和=関根(14分)、ズラタン(18分)、李(43分)、ラファエル・シルバ(71、80分)、興梠(90+4分)、シドニー=楠神(66分)
【警告】浦和=なし シドニー=コーンスウェイト(31分)、バッカス(40分)、クリスビー(69分)、ハミル(86分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】李 忠成(浦和)

[ACL GS第5節]
浦和レッズ 6-1 ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ
4月26日/埼玉スタジアム


【チーム採点・寸評】
浦和 6.5
 6得点を奪って大勝――。レギュラーシーズンを終えたばかりのウェスタン・シドニー・ワンダラーズ(以下、WSW)に対し、攻撃陣が破壊力を見せつけた。FWの4人がゴールを奪った。
 
 柏木から武藤へのロングキックでラインブレイクし、最後は関根が決めて先制。さらに駒井のスルーパスからズラタン弾と、両サイドから攻略。前半終了間際にも駒井からのパスを李が沈め、3-0とリードを広げた。
 
 後半は最終ラインと中盤の間にできたスペースを使われ、楠神順平に1点を決められた。それでも途中出場のR・シルバがトドメの一撃を突き刺した。

【浦和 6-1 WSW PHOTO】浦和が6ゴールの快勝で決勝T進出を決める

 
【浦和|採点・寸評】
GK
1 西川周作 6
守備を固める相手に対し、ほぼリベロ役となって数的優位を作る役目をこなす。ロングキックがあと一歩でアシストにもなりかけた。一方、クロスなど限られた守備機会でも集中して対応したものの、楠神に技ありループを決められた。交代枠を使い切ったあとに負傷で倒れ込んだ時はヒヤっとした。
 
DF 
46 森脇良太 6
フリーランで相手を引き付け、2点目をお膳立ち。高度なターンからのチャンスメイクで、観衆がどよめく場面も。守備面では後半何度か裏を取られた。
 
4 那須大亮 6
2本のクロスに対し、ヘディングで1本跳ね返し、1本はCFに身体を当てたことで、辛うじてバーに救われた。相手のCFに起点を作らせなかったが、後半ややバタバタした。
 
5 槙野智章 6
WSWのキーマンだった楠神を前半は抑えていたが、後半に入り何度か良い形で起点を作られた。空中戦やプレス、ブロックは強い。ただゴール付近で相手に詰めていてもボールを奪い切れない守備は気掛かりだ。
 
 

次ページ浦和――テクニックとパワーが噛み合う充実のパフォーマンスを見せた李をMOMに選出。

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