カシマでの勝利に名波監督「現役時代からこのスタジアムで勝つことが目標だった」

2017年04月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

「後半は40分くらい殻に閉じこもってしまった」と反省も。

カシマスタジアムでの勝利に喜びを隠さなかった名波監督。前節の逆転勝利が活きる快勝となった。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ8節]鹿島 0-3 磐田/4月22日/カシマ

 昨季王者の鹿島アントラーズを相手に、ジュビロ磐田が3発をぶち込む快勝劇を見せた。
【鹿島0-3磐田 PHOTO】アウェーの磐田が3発で鹿島に完勝!
 しかし試合後、磐田の名波浩監督はまず、喜びよりも反省点を口にした。
「決して完勝ではないし、後半は40分くらい殻に閉じこもってしまったので、ラインを上げろと、セカンドボールをもっと予測しろと言い続けた。鹿島はミスが出ない。ずっとボールを握られて苦しい時間だった」

 しかし、指揮官は続けて「相手の2列目に対して、宮崎と櫻内の両ワイドが非常に高い位置からアプローチ出来ていた。個で打開してくるであろう相手選手にも粘り強く戦えた」と、しぶとく戦い抜いた選手たちを評価した。

 そして名波監督自身、アウェーでの鹿島戦には特別な想いを持って臨んでいたようだ。
「現役時代の時からこのスタジアム(カシマスタジアム)で勝つことを目標にしてきましたし、監督になってからも勝てて良かったなと思います」

 名波監督の現役時代は、ちょうど鹿島と磐田が二強として君臨し、両者の対戦は"ナショナルダービー"とも称された。日本サッカーを牽引した熱き時代を知る名波監督だけに、敵地での勝利はまた格別だったに違いない。

 
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