ムサエフのシュートに対し、GK権田の目の前でオフサイドといえる位置にひとりいたが…。
磐田の2点目が決まり、フィッカデンティ監督が審判団に猛抗議。写真:田中研治
[J1 7節] ジュビロ磐田 2-1 サガン鳥栖 2017年/4月16日/ヤマハ
両チームともに守備に重点を置いて睨み合うような神経戦が続くなか、後半に入り、途中交代の選手が躍動。試合終盤に試合が動いた。
そして――。88分に原川力のCKから豊田陽平がヘッドを叩き込み、ついに均衡が破れたのだ。
鳥栖が1-0でついにリード。あとは試合を落ち着かせて勝点3を掴むだけ……だったが、磐田の猛プッシュを完全に"受ける"形になってしまった。
そして89分、吉田豊をフェイントでかわした中村俊輔のクロスに対し、ペナルティエリア内にいた守備陣の足が止まってボールウォッチャーになってしまい、アダイウトンにボレーを叩き込まれてしまう。さらに90+4分、二度のヘディングの競り合いで勝てず、最後もセカンドボールへの対応が遅れて、ムサエフにミドルを叩き込まれてしまった。
ただ、この決勝ゴールが疑惑の判定に——。ムサエフのゴール正面約20メートルの位置からのシュートに対し、GK権田修一の目の前でブラインドになった櫻内渚がオフサイドポジションとも言える微妙なところに立ち、しかもシュートを避けるため足を上げたことでプレーにも関与していたのではないか……。しかも、得点シーンのリプレーがヤマハスタジアムの電光掲示板に映し出されたことで、鳥栖のマッシモ・フィッカデンティ監督をはじめベンチからスタッフや選手が出て、主審や第4の審判に猛抗議をしたのだ。
それでも主審はもちろん判定を覆すことなく、磐田が2-1で逆転勝利を収めた。試合後もしばらく、鳥栖のスタッフ審判団に詰め寄る場面などが見られた。
「(ムサエフの2点目のゴールについて)あれはオフサイドでした」とフィッカデンティ監督は試合後の記者会見でも主張。それでも、その判定を敗因には挙げず、「2失点ともミスから奪われた。いずれも防げたもの」と、自分たちのミスを嘆いた。
「両チームとも守備に人数を割き潰し合う、見ている方にはそんなに面白いサッカーではなかったかもしれません。ただゴールが入ってからオープンな展開になりました」
そう説明したあと、ミステルは続けた。
両チームともに守備に重点を置いて睨み合うような神経戦が続くなか、後半に入り、途中交代の選手が躍動。試合終盤に試合が動いた。
そして――。88分に原川力のCKから豊田陽平がヘッドを叩き込み、ついに均衡が破れたのだ。
鳥栖が1-0でついにリード。あとは試合を落ち着かせて勝点3を掴むだけ……だったが、磐田の猛プッシュを完全に"受ける"形になってしまった。
そして89分、吉田豊をフェイントでかわした中村俊輔のクロスに対し、ペナルティエリア内にいた守備陣の足が止まってボールウォッチャーになってしまい、アダイウトンにボレーを叩き込まれてしまう。さらに90+4分、二度のヘディングの競り合いで勝てず、最後もセカンドボールへの対応が遅れて、ムサエフにミドルを叩き込まれてしまった。
ただ、この決勝ゴールが疑惑の判定に——。ムサエフのゴール正面約20メートルの位置からのシュートに対し、GK権田修一の目の前でブラインドになった櫻内渚がオフサイドポジションとも言える微妙なところに立ち、しかもシュートを避けるため足を上げたことでプレーにも関与していたのではないか……。しかも、得点シーンのリプレーがヤマハスタジアムの電光掲示板に映し出されたことで、鳥栖のマッシモ・フィッカデンティ監督をはじめベンチからスタッフや選手が出て、主審や第4の審判に猛抗議をしたのだ。
それでも主審はもちろん判定を覆すことなく、磐田が2-1で逆転勝利を収めた。試合後もしばらく、鳥栖のスタッフ審判団に詰め寄る場面などが見られた。
「(ムサエフの2点目のゴールについて)あれはオフサイドでした」とフィッカデンティ監督は試合後の記者会見でも主張。それでも、その判定を敗因には挙げず、「2失点ともミスから奪われた。いずれも防げたもの」と、自分たちのミスを嘆いた。
「両チームとも守備に人数を割き潰し合う、見ている方にはそんなに面白いサッカーではなかったかもしれません。ただゴールが入ってからオープンな展開になりました」
そう説明したあと、ミステルは続けた。