【J1採点&寸評】磐田×鳥栖|弾丸ムサエフショット!興奮の大逆転劇もたらしたボランチに「8」

2017年04月16日 塚越 始(サッカーダイジェスト)

磐田――89分から2ゴール! 最後はムサエフが決めた!

警告=磐田:川辺(43分)、小川航(90分)
退場=なし
【MAN OF THE MATCH】ムサエフ(磐田)

[J1 7節] ジュビロ磐田 2-1 サガン鳥栖 2017年/4月16日/ヤマハ 

【チーム採点・寸評】
磐田 7
今季初めて3バック(3-4-2-1)を試合開始時から採用。終盤に試合が動き、88分にCKから失点しながらも、1分後に中村俊のクロスにアダイウトンがボレーで押し込み同点。さらにアディショナルタイム、ムサエフのスーパーミドルが突き刺さり、大逆転勝利を収めた。

【磐田|採点・寸評】
GK
21 カミンスキー 6
クロスに複数人がゴール前へ飛び込む鳥栖のアタックに苦しみ、豊田に先制点を許したものの、その粘りの守備が逆転劇をもたらした。
 
DF
41 高橋祥平 6.5
7分の相手FKからの谷口のシュートを間一髪クリア。2試合連続のリーグ戦先発、しかもホームデビューとあって安定感も増した。気迫十分のダイビングヘッドで魅せた。
 
3 大井健太郎 6
扇の要となって、DF陣をリードしながらインターセプトを見せる。大型強力2トップとの空中戦に互角以上に渡り合った。 しかし88分、豊田に競り負け失点したのは反省点。

35 森下 俊 6(84分OUT)
比較的、ひとり余る状況が多く、オーバーラップからチャンスメイク。川又に惜しいクロスを放つなど、攻撃の起点にもなった。
 
MF
5 櫻内 渚 6
素早いプレッシングとリトリートを繰り返す。味方のオフサイドを取られたが、前節の横浜戦に続き中村俊のFKに合わせる。後半には強烈弾丸ミドルが枠を捉えた。10番との相性は良いようだ。

13 宮崎智彦 6
小野、藤田、さらにサイドに流れた2トップに対応する難しい守備の役割をこなしながら、2シャドーを生かして何度か組み立てに加わり、クロスまで持ち込む。
 
8 ムサエフ 8
自陣から敵陣のバイタルエリアを行き来し、ギャップを埋めて突いた。何度もチャンスを作って危険な香りを放つなか、アディショナルタイムに逆転のミドルを叩き込んだ。ホーム2試合連続ゴールで、早くも磐田の男として認められた。

40 川辺 駿 6.5
何度か前線に持ち運んでチャンスを作った。終盤のスペースが増えた時間帯に、その小気味の良いドリブルがより活きた。空中戦に競り合いムサエフ弾を"アシスト"した。
 

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