【ACL】川崎、15年王者に引き分けもピンチ! 4戦連続ドローで2位浮上できず

2017年04月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

次節・水原三星戦は勝利が必要な試合に。

2列目右サイドで先発した小林。後半途中から1トップに入ったが、ゴールは遠かった。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

[ACLグループステージ4節]川崎 0-0 広州恒大/4月12日/等々力

 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は4月12日、グループステージ4節を各地で開催。等々力陸上競技場では、川崎フロンターレ対広州恒大の一戦が行なわれ、0-0のスコアレスドローに終わった。


【PHOTO】川崎は広州恒大とスコアレスドローで3位変わらず

 主力に多数の負傷者が出ている川崎は、中村憲剛がベンチスタート。森本貴幸を1トップとする4-2-3-1でスタートした。2列目は、リーグ戦でもキレのある動きを見せているハイネルをトップ下に、左に長谷川竜也、右に小林悠が入り、ボランチはエドゥアルド・ネットと板倉滉のコンビ。最終ラインは左から車屋紳太郎、谷口彰悟、奈良竜樹、田坂祐介と並び、GKチョン・ソンリョンが最後尾に構える布陣となった。

 試合は前半、広州恒大がペースを掴み、川崎ゴールに迫った。とりわけ3月のワールドカップ南米予選でウルグアイを相手に3得点を叩き出したパウリーニョのFKは脅威で、11分、31分に強烈なシュートが川崎ゴールを襲ったが、GKチョン・ソンリョンが好セーブで凌いでいく。結局、前半はスコアレスで折り返した。

 後半、川崎は板倉に代えて中村を投入してスタート。やや押し込まれた前半だったが、テンポの良いパス回しでチャンスを掴み始める。52分には車屋からのパスに反応したE・ネットが左足ダイレクトで狙うが、相手GKの好セーブに阻まれた。

 さらに川崎は58分、森本に代えて登里享平を投入し、前線の配置を一変。登里を2列目の左サイドに入れ、長谷川を右に移動させると、小林を1トップに据える。

 68分には右サイドから、ハイネルと長谷川の連係でチャンスを掴み、最後は長谷川が左足のミドルで狙うが、惜しくも相手GKの好守に阻まれた。

 結局、ともに決め手を欠いた試合は0-0で終了。川崎は15年王者の広州恒大から勝点1を得たものの、4試合連続の引き分けで勝点4に止まり、順位も3位のまま。一方、広州恒大は勝点6とした。

 グループGの他会場では、水原三星が東方に5-0で勝利し、勝点を8に伸ばしたため、次節(4月25日)に敵地で水原と対戦する川崎にとっては、是が非でも勝利が必要な状況となってきた。
 
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