【ACL】鹿島が最下位・ブリスベンにまさかの敗戦。植田の痛恨クリアミスから先制許す

2017年04月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

ムアントン・U対蔚山現代の結果次第で2位に転落。

L・シルバが果敢に放ったミドルはゴールに結びつかなかった。(C)Getty Images

[ACLグループステージ4節]ブリスベン・ロア2-1鹿島/4月12日/ブリスベン

 ACLグループステージ4節のブリスベン・ロア対鹿島が12日、オーストラリアのブリスベンスタジアムで行なわれ、鹿島が1-2で敗れた。
 
 アウェーに乗り込んだ鹿島は、8日のJ1リーグ6節・C大阪戦からスタメン6人を変更。伊東幸敏、永木亮太、三竿健斗、レアンドロ、中村充孝、ペドロ・ジュニオールに代えて、西大伍、レオ・シルバ、小笠原満男、土居聖真、遠藤康、金森健志を先発起用した。
 
 鹿島は立ち上がりから思わぬ苦戦を強いられる。ブリスベンの高い位置からプレスに戸惑い、最終ラインがミスを頻発。なかなか攻撃のリズムを掴めないまま、18分にまさかの先制点を奪われてしまった。

 相手FWのブランドン・ボレロがペナルティエリア内に浮き球のパスを送ると、植田直通がこれをクリアミス。ジェイミー・マクラーレンに拾われ、左足のシュートでサイドネットを射抜かれた。
 
 ブリスベンは、これが今季ACLで初得点。前半は、そのまま鹿島が1点のビハインドを背負って折り返した。
 
 迎えた後半、鹿島はまたも手痛い失点を喫する。49分、ペナルティエリア付近で与えたFKを一度はDFが撥ね返したが、こぼれ球をブレット・ホルマンに拾われてシュートを突き刺された。
 
 鹿島はその後、61分に永木亮太、安部裕葵を同時投入。さらに77分に中村を入れて攻撃をテコ入れする。すると79分、ペナルティエリア内でセカンドボールを拾った中村がグラウンダーのクロスを送り、永木が詰めて1点を返した。
 
 しかし、反撃はここまで。終盤に放った遠藤の決定的なシュートも枠を外れ、1-2で黒星を喫した。
 
 グループ最下位のブリスベンに敗れた鹿島は、4節を終えて2勝2敗の勝点6。暫定ながら1位をキープしたものの、2位のムアントン・ユナイテッドとは勝点1差で、日本時間21時30分にキックオフされるムアントン・U対蔚山現代の結果次第で2位に転落する。
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