インザーギ引退後に“ミランの9番”を纏った6人のゴール数が…

2017年04月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

ワーストストライカーはあのスペイン人FW。

パット(右上)、マトリ(左下)、F・トーレス(右下)ら名うてのストライカーが9番を背負ってきたが、インザーギ(左上)には遠く及ばない。 (C) Getty Images

 ミランの「背番号9」と言えば、かつてマルコ・ファン・バステンやジョージ・ウェア、フィリッポ・インザーギなど世界的ストライカーたちが背負ってきたエースナンバーだ。しかし、近年はその価値が下落している。英紙『サン』が伝えた。
 
 同紙はインザーギが引退した2012年以降、ミランで背番号9を付けた選手たちがセリエAで挙げたゴール数がわずか18しかないことを指摘。これを「恥辱的だ」と伝えた。
 
 インザーギ引退後、ミランの背番号9を背負ったのは以下の6人だ。
 
アレッシャンドレ・パット(2)
アレッサンドロ・マトリ(1)
フェルナンド・トーレス(1)
マッティア・デストロ(3)
ルイス・アドリアーノ(6)
ジャンルカ・ラパドゥーラ(5)
※括弧内はゴール数
 
 いずれも二桁ゴールにすら到達しない体たらくぶりで、インザーギが11年間のミラン時代にセリエAで決めた73ゴールには到底及ばない。
 
 サン紙が6人のなかでとくに酷評したのはF・トーレスだ。2014-15シーズンの開幕前にチェルシーから2年間のレンタルで加入したスペイン代表FWは、ネームバリューも実績も十分のため大きな期待を背負ったが、9月に行なわれた4節のエンポリ戦でのゴールが最初で最後の一発に終わり、2015年1月にはA・マドリーへと移籍。わずか半年でカルチョでのキャリアに幕を閉じた。
 
 いまミランの9番を纏うラパドゥーラについても同紙は、「決して失望はしていないが、偉大なロッソネーリのストライカーとは比較にならない」と綴り、そのパフォーマンスがミラニスタたちを納得させるものではないとした。
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