「代表でしか決めてない」といじられて発奮! 吉田が明かした逆転ゴールの裏話

2017年04月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

「最も重要なのは勝ち続けること」と先を見据える。

逆転ゴールを決めて感情を爆発させた吉田。試合後にはファンへの感謝の気持ちも語っている。 (C) Getty Images

 現地時間4月5日、プレミアリーグ31節でサウサンプトンはセント・メリーズでクリスタル・パレスを3-1で下し、1月22日のレスター戦(22節)以来となるホームでの白星を飾った。
 
 この試合で殊勝な活躍を見せたのは、公式戦8試合連続で先発起用された吉田麻也だった。
 
 1-1で迎えた84分、左サイドを突破したネイサン・レドモンドの折り返しをジャック・スティーブンスがワンタッチでコースを変え、そのこぼれ球を吉田が押し込んで貴重な逆転弾を決めたのだ。
 
 今シーズン初ゴールを勝利に繋げた吉田は試合後、「セント・メリーズで長い間勝てていなかったので嬉しい。ファンは僕たちに多くの期待をしてくれていたから、今日はそれに応えることができて満足している」と、久々のホームでの勝利を喜んだ。
 
 また、得点については、「実はクコ(マルティナ)が試合前に『日本代表でゴールを決めているのに、プレミアリーグでは取っていない』と言ってきたんです。だから、彼が間違っていることを証明したかった。彼がもう同じようなことを言ってこないと思うと嬉しいですね」と、チームメイトとの裏話を明かしている。
 
 約1年2か月ぶりとなるゴールで、チームメイトの"いじり"に応えてみせた吉田。しかし、日本代表DFは喜ぶばかりではなく、冷静に先を見据えてもいる。
 
「最も重要なのは、次のWBA戦に勝つこと。順位表は本当にタイトになっているから、僕らは勝ち続けないといけない。2回でも負ければ一気に落ちていくだろうし、逆に2回勝てば、もっと上を目指せる」
 
 現在9位のサウサンプトンと8位のWBAは勝点差7。それだけに、中3日で迎える32節の直接対決は吉田が言うように、上位進出を狙ううえで重要な一戦となる。その試合でも先発起用が濃厚な吉田が、どんなパフォーマンスを披露するかに注目だ。
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