C・ロナウド、マンU時代を「夢のような時間」と回想…背番号7にまつわる逸話も披露

2017年04月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

「6シーズンの在籍期間のなかで、サッカーの芸術を学んだ」

わがままなドリブル少年は、マンチェスター・Uで偉大な指揮官やチームメイトとともに過ごすなかでチームプレーヤーへと成長し、全てを勝ち取った。写真はファーストシーズン(左はギグス、右はファン・ニステルローイ)。 (C) Getty Images

 レアル・マドリーで活躍中のクリスチアーノ・ロナウドが先日、プロモーションイベントに出席して、2003年から09年まで所属したマンチェスター・ユナイテッド時代を振り返っている。(『ESPN』による)
 
 18歳の時、スポルティングの一員としてマンチェスター・Uと練習試合で対戦した際に、敵将のアレックス・ファーガソンに見初められ、すぐに移籍が決まったという経緯は有名な話だが、ここから彼はスーパースターへの階段を凄まじい勢いで駆け上がっていった。
 
「サッカーで成功を収めるための第一歩を、マンチェスター・Uで刻むことができた。あのクラブでは、サッカーの技術だけでなく、フィジカル面でも大いに鍛えられた」
 
 C・ロナウドはマンチェスター・Uで、3度のプレミアリーグ制覇の他、チャンピオンズ・リーグ、クラブワールドカップでも優勝し、個人では2008年にバロンドールも受賞している。
 
「5シーズンの在籍期間のなかで、僕はサッカーの芸術を学んだ。そしてみんなで多くのものを勝ち取った。夢のような時間だったね」
 
 オールド・トラフォードで、チームメイトやサポーターたちとともに至福の時を過ごしたというC・ロナウドは、今や彼のトレードマークでもある背番号7にまつわる入団時のエピソードも披露している。
 
「最初は28番を付けるはずだったけど、ファーガソン監督から『君が7番のユニホームを着ているところが見たい』と言われたんだ。すごくビックリしたよ。マンチェスター・Uの背番号7といえば、偉大な選手が付けるものだと知っていたからね」
 
 かつて、ジョージ・ベスト、エリック・カントナ、デイビッド・ベッカムといったレジェンドが背負った栄光のナンバーを引き継いだティーンエイジャーは、その重さに潰れることなく、幾つもの伝説を創り上げた。
 
 09年に9400万ユーロといわれる巨額の移籍金を置き土産にマンチェスター・Uを去り、マドリーの一員となったC・ロナウド。世界一の選手に昇り詰めた彼にとって、飛躍の足掛かりを掴んだクラブでの日々は、美しいものとして記憶と心に刻まれている。
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