懲りないオーバメヤン…2度目の背信行為で怒りのドルトムントから罰金処分

2017年04月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

2年前にもマスクを被って指揮官から苦言を呈されたのだが…。

予め仕込んでいたということは、何らかの意図があったということになるか……。 (C) Getty Images

 またしても、ピエール=エメリク・オーバメヤンが所属クラブのドルトムントを怒らせてしまった……。
 
 4月1日(現地時間)に行なわれたブンデスリーガ第26節のシャルケ戦で、オーバメヤンは53分に香川真司のアシストを受けて先制ゴールをゲット。リーグ戦5試合連続の得点を記録した彼は、パンツからマスクを取り出し、これを被って喜びを爆発させた。
 
 しかし、このゴールパフォーマンスはドルトムントにとって、決して見過ごせるものではなかった。なぜならそのマスクが、オーバメヤンの個人スポンサー「ナイキ」がプロモーションで制作したものだったからだ。
 
 ドルトムントはクラブとして「プーマ」と契約を結んでおり、オーバメヤンの行為はスポンサーに対する背信行為でもある。しかも彼には、3月4日に行なわれたレバークーゼン戦で「ナイキ」のロゴのかたちに刈り込んだヘアスタイルでプレーするという前科があった。
 
 CEOのハンス=ヨアヒム・ヴァツケは「企業にとっても全く価値のない行為」と怒り、1か月も経たないあいだに2度もクラブにとって不利益な行為を犯したオーバメヤンに対し、5万ユーロの罰金を科したことを明かした。
 
 もっとも、スポンサー云々に関係なく、こういった手の込んだパフォーマンス自体が許されていないため、オーバメヤンはすぐに主審からイエローカードを提示されている。
 
 2014年には「スパイダーマン」のマスクを被ってゴールを祝った彼は、翌年にもマルコ・ロイスとともに「バットマン」のマスクを被って警告を受け、当時のユルゲン・クロップ監督から「無駄なイエロー」と苦言を呈された。

 果たして、単に忘れっぽいのか、事の重大性を認識していないのか、あるいは何らかの狙いがあっての行為なのか……。
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