【日本代表】CF起用にイメージを膨らませる小林悠。「真ん中に入ったら…」と意識するポイントは?

2017年03月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

「内容というより、結果にこだわっていきたい」

CF起用を示唆された小林。指揮官の期待に応えられるか。写真:徳原隆元

 負傷離脱した大迫勇也に代わって追加招集された小林悠が、25日の練習後に口を開いた。
 
「(川崎での)練習中に監督に言われて、練習を途中で切り上げてきました。びっくりしたというか、大迫(勇也)くんが怪我だと聞いていたので、もしかしたらあるかなとは思っていましたが……」
 
 突然の招集に驚きはしたが、「今日呼ばれた時から気持ちを切り替えてきましたし、チャンスをもらえたら自分のプレーを出せるように準備したい」とすぐさま代表モードに切り替えた。すでにハリルホジッチ監督ともコミュニケーションを済ませ、今回の起用ポジションについて指示を受けたという。
 
「挨拶に行った時に、今回は真ん中でやることを意識してほしいと言われました。右ではなく真ん中でと。それに、呼ばれたからには試合に出るつもりでとも言われました」
 
 現時点でのCFのファーストチョイスは、UAE戦で途中出場した岡崎慎司。小林はこのベテランストライカーのバックアップという位置付けだ。本人も「順番的には一番下だと思いますが……」と理解している。
 
 とはいえ、「自分のコンディションは良いですし、良い状態だと思います」と動きのキレには手応えを感じている。J1リーグでは4試合・2得点、ACLでも3試合・2得点と結果を残した。なおかつ、今季は所属クラブでCFを任される機会が増え、ハリルホジッチ監督のリクエストにも苦労せずに対応できる状態だ。
 
「タイは上手い選手もいますし、今までみたいな印象ではない。この予選は弱い相手はいないし、次の試合に勝つことが日本代表にとって大きいので、内容というより結果にこだわっていきたいと思います」
 
 28日のタイ戦に勝てば、ロシア・ワールドカップへの道は大きく開けてくる。その重要な一戦で、「真ん中に入ったら、身体を張ってボールを収めるのが大事なるので意識したい」とイメージを膨らませている小林が、どんなプレーを披露するのか見ものだ。
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