【日本代表】追加点に「奇跡ですね」と謙遜した今野。充実の笑顔で「心身共に疲れました」

2017年03月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

長谷部に代わるボランチではなく、インサイドハーフでの起用。

チーム2点目を決めた今野。豊富な運動量と球際の強さで攻守に大きな貢献を見せた。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

[W杯アジア最終予選]日本2-0UAE/3月23日/UAE・アルアイン

 日本代表が敵地で貴重な勝点3を奪った。立役者のひとりは、長谷部不在の穴を埋めた34歳のベテランだ。今野泰幸は豊富な運動量と球際での強さで日本のエンジンとなる活躍を見せた。

 ハイライトシーンは後半の立ち上がり。51分、「右サイドを崩して、その時に元気がニアに(走り込んで)引っ張ってくれた。ファーに走ったら、フリーになって…」と試合後すぐのフラッシュインタビューでは、ゴールシーンを饒舌に語った。

「そこに久保がピンポイントで出してくれたんで……。まあ、奇跡ですね」、そう仲間たちを称えつつ、ゴールには謙遜した今野。同点を狙って立ち上がりから攻勢に出てきたUAEの背後を巧みに突いた戦術眼は、やはりベテランのなせる業と言えるだろう。

 今回の招集、起用は負傷離脱した長谷部誠の代役という側面も強かったが、「ボランチというよりはインサイドハーフというポジション。(山口)蛍も(香川)真司も声を掛けてくれて乗り切れました」と、ボランチよりもやや攻撃的な位置で持ち前の機動力と球際の強さを発揮。チームの推進力となるとともに、決定的な仕事までこなしてみせた。

【W杯予選 UAE0-2日本 Photo 】久保が先制ゴール!後半には今野が追加点!

 久しぶりのワールドカップ予選という舞台に立った感想を問われると、チーム最年長の今野は「いやあ、心身ともに疲れました」と、充実した笑顔で振り返った。
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