ヴェッラッティ、ビッグタイトル獲得が望めないパリSGに三行半!?

2017年03月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

移籍示唆の代理人だが「イタリアに帰る可能性は低いかも」とも

バルサが中盤の重要なピースとして獲得を望んでいるというヴェッラッティ。本人はイタリアに帰ることを望んでいるという報道もあるが、果たして結末やいかに……。写真はアルバニア戦、オランダ戦に臨むイタリア代表の練習でのもの。 (C) Getty Images

 パリ・サンジェルマンとマルコ・ヴェッラッティとの契約は2021年まで残っているが、離別はもっと早くに訪れる可能性が高い。
 
 欧州中のビッグクラブが関心を寄せるこのイタリア代表MFの去就ついて、代理人のドナート・ディ・カンプリは、イタリアの『ガゼッタ・デッロ・スポルト』に「今夏で移籍する可能性は十分にある」と語っている。
 
 移籍する理由として代理人は「パリSGでは、彼の野望を達成できる可能性が低い」ことを挙げている。
 
「状況は複雑になってきている。マルコは、パリSGで多くのタイトルを勝ち取ることを願い、5シーズン目を戦っているが、そろそろ考えなければならない。ここでタイトルを獲れる可能性があるのか、ないのか、を」
 
 ここでいうタイトルとは、チャンピオンズ・リーグ(CL)のことだろう。今シーズンもパリSGは決勝トーナメント1回戦で、歴史的な大逆転劇の末にバルセロナの軍門に降っており、ヴェッラッティも大いに失望を味わった。
 
 しかも、バルサとの第2レグの2日前にブレイズ・マテュイディとともにナイトクラブでパーティーを開いていたと『レキップ』紙に報じられ、ヴェッラッティはこれを事実無根であるとし、同紙に対し法的措置をとることを明らかにしている。
 
 このこともあり、にわかにパリSG退団の可能性が取り沙汰されるようになったヴェッラッティ。そうなると、気になるのは行き先であり、バルセロナ、ユベントス、チェルシーなど、すでに多くの噂が飛び交っている。
 
「金の問題じゃない。もし彼がパリSGを出ていくのなら、欧州中のビッグクラブによる争奪戦が起こるのは分かっている」と語るディ・カンプリ代理人は、「あらゆる可能性が考えられるが、イタリアに帰る可能性は低いかも」と語っている。
 
「我々はまだ、本当のマルコを見ていない。彼はまだ24歳であり、これまで完璧な環境でプレーしたことがない」
 
 代理人はヴェッラッティの将来性をこのように表現しているが、誰もが認めるこの逸材を射止めるのはどのクラブか? またパリSG残留の可能性は? 彼の去就が、今後のメルカート最大の興味となるのは間違いないだろう。
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