柴崎岳がついにテネリフェ・デビュー! 指揮官や現地メディアの評価は?

2017年03月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

電撃移籍から74日後、ついに公式戦のピッチに立つ。

テネリフェ移籍から約1か月半、柴崎がようやくスペイン・デビューを飾った。(C)Getty Images

 柴崎岳がついにスペイン・デビューを飾った。現地時間3月19日、リーガ・エスパニョーラ2部30節のテネリフェ対レウス戦で、74分から途中出場したのだ。
 
 1月31日に鹿島アントラーズからテネリフェに半年契約で加入した柴崎だが、わずか2日間のトレーニングで腹痛や嘔吐などによってダウンし、2月13日にはクラブが不安障害の可能性が高いと発表した。以降は治療に専念し、2月23日から個別練習をはじめ、3月2日には全体トレーニングに合流。3月12日のヘタフェ戦でようやく初のベンチ入りを果たしていた。
 
 このレウス戦は前半に先制点を奪われていたテネリフェがそのまま0-1で敗れたが、柴崎にとっては大きな第一歩。現地メディアの評価も悪くなかった。
 
「テネリフェ到着から47日後にデビュー。交代後、ゲームを作ろうと試みた。ホセ・ルイス・マルティ監督のローテーションの1人となった」(『デポルプレス』)
 
「中盤のまとめ役としてプレーし、判断力の良さを見せた」(『エル・ドルサル』)
 
「クラブワールドカップでレアル・マドリーを苦しめた鹿島アントラーズの英雄が、スペインでの物語をスタートさせた」(『マルカ』紙)
 
「エリオドロ(テネリフェの本拠地)は柴崎の登場を拍手で迎えた。デビュー戦では期待以上に良いパスを出し、プレーによく絡んでいた」(『アス』紙)
 
 もちろん、課題がなかったわけではない。『デポルプレス』は「中盤の中央に入ったが、敵にとって危険なプレーはできなかった。ポジションが後ろ過ぎた」と綴っているし、マルティ監督も次のように語っている。
 
「本来はもっと良い状況でデビューさせたかった。それでも良いパスを捌いていたね。ただ、ボールに触ろうと少し後ろに引きすぎていた。彼はまだチームやチームメイト、そしてヨーロッパのフットボールのことを学んでいる段階だ」
 
 いずれにしても、ようやくスペインで足跡を刻んだ柴崎。リーガ2部はAマッチウィークの中断もなく、テネリフェは3月26日にアウェーでカディス戦に臨む。パフォーマンスに要注目だ。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事