途中交代にまたも悪態のC・ロナウド、その瞬間をテレビカメラに映し出される

2017年03月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

戦術上の交代であると強調のジダン監督、今回も意に介さず!?

前回に同様の騒ぎが起こった際、ジダン監督は「それだけ熱い気持ちでプレーに臨んでいるという証拠」とポジティブに捉えて不問に付した、やはり礼儀と行儀は常に持ち続けないと……。 (C) Getty Images

 3月18日(現地時間)に行なわれたリーガ・エスパニョーラ第28節のアスレティック・ビルバオ戦で、レアル・マドリーのFWクリスチアーノ・ロナウドが途中交代を命じられた際、怒りを露にしたことが、現地メディアに報じられた。なお、この場面はテレビカメラにも映し出されている。
 
 この試合、25分にFWカリム・ベンゼマのゴールで先制したマドリーは、65分にFWアリツ・アドゥリスの同点弾を許したものの、3分後にMFカゼミーロのゴールで再び勝ち越し。リードを守り切って3連勝を飾り、19日にバレンシア戦を控える2位バルセロナとの勝点差を暫定で5に広げている。
 
 ベンゼマとカゼミーロのゴールをアシストしたC・ロナウドは、79分にジネディーヌ・ジダン監督からMFイスコとの交代を命じられた。すると、ピッチを去る時に「なぜオレなんだ?」と不満を口にし、続けてポルトガル語でスラングを吐いた。
 
 勝利に繋がる2アシストを記録したC・ロナウドだが、この日はノーゴール。リーガでは4試合連続でネットを揺らしていただけに、この日も得点が欲しかったのかもしれない。
 
 今シーズン、C・ロナウドは現時点で19ゴールを挙げ、リーガ得点王争いでリオネル・メッシ(23得点)とルイス・スアレス(21得点)のバルサ・コンビを追っている。
 
 また、1点とリードが僅差だったなか、アディショナルタイムを含めて10分以上を残した状況での交代だったことも、C・ロナウドの苛立ちに繋がったのかもしれない。
 
『アス』紙によると、ジダン監督は試合後、「終盤は4-4-2にして、もう少しバランスを取りたかった」と、逃げ切るための戦術的な交代だったと説明した。
 
 また、ジダン監督は「クリスチアーノ? 時には彼が交代することもある。それだけのことだ。彼は自分の試合に満足していたよ」と、問題がないことを強調している。
 
 一方で、『マルカ』紙は、C・ロナウドが昨年9月のラス・パルマス戦(6節)でも、交代を命じられた際に怒りを露にしたことを紹介。この時、マドリーは2-2で引き分けたが、もし今回、チームが勝点3を逃していたら、C・ロナウドの言動はより大きな騒ぎとなっていたかもしれない。
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