ミランがチリ代表MFの初得点でジェノア撃破! 本田は欠場者続出でも出番なし…

2017年03月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

後半は見所の少ないゲームになったがミランが逃げ切る。

33分、M・フェルナンデスが華麗なループシュートを決める。これが決勝点となった。写真:Alberto LINGRIA

 現地時間3月18日、ミラノのサン・シーロでセリエA29節のミラン対ジェノア戦が開催された。
 
 7位ミランはロマニョーリ、ソサ、バッカを出場停止、長欠中のモントリーボとボナベントゥーラに加えてアバーテとスソを怪我で欠く苦しい布陣。中盤はクツカ、ベルトラッチ、M・フェルナンデス、3トップはオカンポス、ラパドゥーラ、デウロフェウで組んだ。今週はインフエンザにかかっていた本田圭佑は、怪我で欠場した前節を挟んで、公式戦21試合連続のベンチスタートとなった。
 
 一方、16位ジェノアもブルディッソが出場停止、ペリンとヴェローゾが怪我で欠場。普段の3-4-3ではなく4-3-3を選択し、ディエゴ・シメオネの息子ジオバニ・シメオネ、冬に加入したヒリエマルクと元ミランのターラブトなどが先発に名を連ねた。
 
 試合開始早々、ミランのベルトラッチが右の太腿を故障。3分にロカテッリとの交代を余儀なくされた。
 
 ジェノアは11分にターラブトが好機を得たが、その後はミランのペースに。15分にオカンポス、19分にデウロフェウ、21分に直接FKでM・フェルナンデス、22分に再びM・フェルナンデスが決定機を得た。
 
 すると33分、ミランはついに先制点を奪う。縦の楔のパスをラパドゥーラがダイレクトで裏に送り込み、抜け出したM・フェルナンデスはGKが前に出てきたところを華麗なループシュートで交わして、ゴールネットを揺らした。昨夏に加入後、度重なる怪我に泣かれてきたチリ代表MFにとっては、嬉しいミランでの初ゴールとなった。
 
 ジェノアは慣れないシステムもあってか、その後も攻撃がまったく機能せず、ミランの1点リードでハーフタイムを迎えた。
 
 後半に入ってジェノアはややボールを持てる時間が増えたが、ラスト30メートルの崩しが機能しない問題は相変わらず。マンドルリーニ監督は堪らず61分、ラゾビッチをエデニウソンに代えた。さらに68分、故障したイッツォがビラスキと交代した。
 
 一方、ミランのモンテッラ監督は、74分にM・フェルナンデスを下げてパシャリッチを投入。さらに87分にはラパドゥーラをアントネッリに代えて、守備固めに入った。交代枠を使い切ったことで、本田はまたも出番なしに終わった。
 
 後半はミランも攻撃が機能したとは言えなかったが、ジェノアの攻撃はしっかりはね返し、結局はこのまま1-0で勝利。2試合ぶりに勝点3を得て、19日にペスカーラと戦うアタランタが敗れるか引き分ければ、6位に浮上する。

【ハイライト動画】M・フェルナンデスが鮮やかループ弾!本田は出番なし|ミラン 1-0 ジェノア
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事