EL準々決勝4カードが決定! 優勝候補マンUはアンデルレヒトと17年ぶりに対決

2017年03月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

直近の対戦ではCLでアンデルレヒトがホームゲームを制した。

直近の対決では、トマシュ・ラジンスキーが2ゴールを挙げたアンデルレヒトが、マンチェスター・Uの反撃をデニス・アーウィンのPKによる1点に抑えて勝利。写真はデイビッド・ベッカム。 (C) Getty Images

 3月17日、スイス・ニヨンでヨーロッパリーグ(EL)準々決勝の組み合わせ抽選会が行なわれ、勝ち上がった8チームそれぞれの対戦相手が決まった。
 
 4カード中、3つが欧州カップ戦で初めての顔合わせという、新鮮なカードが揃う中、優勝候補筆頭のマンチェスター・ユナイテッドは、過去に6度の対戦経験があるアンデルレヒトと対峙することとなった。
 
 両者による直近の試合は2000年10月24日のチャンピオンズ・リーグ(CL)1次リーグで、勝者はアンデルレヒト。アウェーでの対戦では1-5で大敗を喫したものの、このホームでの一戦で2-1と雪辱を果たし、グループを首位で通過している。
 
 今回、選手の顔ぶれなどを見れば、マンチェスター・Uが有利と見えるが、アンデルレヒトのロジャー・ヴァンデン・ストック会長は「最もタフな相手と当たったが、我々は決勝トーナメント1回戦でも、下馬評を覆してゼニト・サンクトペテルブルクを倒してきた」と自信を窺わせる。
 
 一方のマンチェスター・Uは、ジョゼ・モウリーニョ監督が決勝トーナメント2回戦のロストフ戦後に、強行日程を設けたプレミアリーグの運営組織を「彼らは欧州カップに全く関心がない」と批判したことが話題となったが、準々決勝でも同様の悩みを抱えることとなるだろう。
 
 アンデルレヒトが先にホームゲームを戦い、第2戦はオールド・トラフォードで行なわれるが、これがベスト4行きの切符の行方に、どのような影響を与えるだろうか。
 
 ちなみにマンチェスター・UはELを制すると、CL(チャンピオンズ・カップ時代を含む)、EL(UEFAカップ時代を含む)、そして今は無きカップウィナーズ・カップの3大欧州カップを制した(バイエルン、ユベントス、アヤックス、チェルシーに次ぐ)5番目のチームとなる。
 
 その他の対戦カード、日程は以下の通り。なお、準決勝まではホーム&アウェーで争われ、ラウンド毎に組み合わせ抽選会が行なわれる。決勝は5月24日、スウェーデン・ソルナのフレンズ・アレーナで開催される予定だ。
 
◎EL準々決勝
◇対戦カード
アンデルレヒト(2勝4敗) マンチェスター・ユナイテッド
セルタ(初対決)ヘンク
アヤックス(初対決)シャルケ
リヨン(初対決)ベジクタシュ
※括弧は左側記載チームから見た欧州カップ戦における通算対戦成績
 
◇日程
第1戦:2017年4月13日
第2戦:2017年4月20日
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