堅守アトレティコがレバークーゼンを封殺! 4年連続のベスト8進出!

2017年03月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

本拠地で冴える堅守で、レバークーゼンを抑え込む。

ボールホルダーに対して複数で囲い込み潰すアトレティコの守備の連携は流石であった。 (C) Getty Images

 現地時間3月15日、チャンピオンズ・リーグの決勝トーナメント1回戦セカンドレグ、アトレティコ・マドリー対レバークーゼン戦が開催された。
 
 アウェーながら2月21日のファーストレグを4-2で制して有利な立場にあるアトレティコは、ここ最近の基本システムである4-4-2を採用。守護神オブラクをはじめゴディン、コケ、カラスコ、グリエーズマンなど主力が先発に名を連ねた。
 
 一方、3月5日にシュミット監督を解任し、コルフト監督を招聘したレバークーゼン。こちらも布陣は4-4-2。攻撃の軸でもある17歳の逸材ハフェルツが受験のために欠場したものの、カンプル、ブラント、エルナンデスらが順当に顔を揃えた。
 
 試合は自陣に構えてカウンターから得点機を狙ったアトレティコが支配。15分と37分にコレアが、39分にはコケが相手ゴールへと迫った。
 
 勝ち抜けには3点差以上の勝利が必要なレバークーゼンは、ボールポゼッションで相手を上回ったものの、4分にフォラント、21分にエルナンデスがシュートを放った以外は目立ったシーンを作れないもどかしい時間が続いた。
 
 結局、スコアレスで折り返した試合は、後半も前半と同様の展開で進行する。
 
 ボールをポゼッションするレバークーゼンは右サイドを中心に敵陣へと攻め入ると53分にフォラントが敵ゴール前で決定機を得るも、シュートはわずかに枠の左へと流れた。
 
 一方、アトレティコはカウンターから好機を得る。55分にコレア、57分にグリエーズマンが立て続けに惜しいシュートを放って、レバークーゼン・ゴールに襲い掛かった。
 
 さらにアトレティコは、CLでのホームゲームにおいて20試合中16試合でクリーンシートをマークしている堅守も冴える。
 
 68分、自陣でのパスミスをブラントにさらわれ、1対1のピンチを迎えるも、オブラクがセーブ。さらにこぼれ球をフォラントに詰められたが、再びスロベニア代表GKが身を挺してゴールを死守したのだ。
 
 この必死のブロックで危機を脱したアトレティコは、71分にカラスコに代えてサビッチを投入して守戦にシフト。要所を締め、巧みに試合をコントロールしながら時間を消化させていった。
 
 結局、このままアトレティコがレバークーゼンを封殺。試合はスコアレスドローに終わったものの、2戦合計で4-2と完勝して4年連続のベスト8進出を決めた。
 
 なお、準々決勝の抽選会は3月17日に開催される。
 
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