【J1速報】原川が開幕戦に続くスーパーFK!1点を守り切った鳥栖が今シーズン初勝利

2017年03月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

猛攻をしのぎ切った鳥栖。原川の一撃で広島を沈める。

原川(4番)は開幕戦に続き直接FKを決めた。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ3節]鳥栖1-0広島/3月11日/ベアスタ
 
 開幕2戦未勝利(1分け1敗)の両チーム。ホームの鳥栖は小野裕二が故障により欠場し、代わりに原川力がスタメン起用された。一方広島は、前節を体調不良で欠場したキャプテンの青山敏弘が復帰した。
 
 広島はボランチの青山、左サイドの清水航平を中心に攻勢を仕掛ける。9分青山のロングフィードを受けた清水がカットイン、右足でのシュートはわずかに上に外れた。さらに16分にも清水、青山とつなぎ、抜け出した柴崎晃誠がネットを揺らすもゴールはオフサイドの判定、無得点となる。
 
 鳥栖は24分、右CKから谷口博之が頭で合わせるも、ボールはキーパー林卓人の正面、ゴールを割ることはできない。広島は直後の25分、青山のロングフィードから柴崎がつなぎ、工藤壮人がミドルシュートを放つも権田修一に防がれてしまう。
 
 鳥栖は30分、藤田優人の縦パスを受けた豊田陽平がエリア内で右足を振りぬくも、ボールはわずかに枠の外へ。34分にも吉田豊の左サイドからのクロスに豊田が頭で合わせるもボールはゴールを外れる。
 
 試合が動いたのは44分。FKのチャンスを得た鳥栖は、原川が右足を振りぬくとボールは見事にネットを揺らす。開幕戦に続く原川のFKが決まりホームの鳥栖が先制、前半を1点リードで折り返す。
 
 鳥栖は後半に入り52分、キム・ミンヒョクのスルーパスに抜け出した富山貴光がエリア内で左足を振り抜くもボールは惜しくもゴール右へ外れる。
 
 反撃に出たい広島だが、65分にアクシデントに見舞われる。鳥栖のリスタートを妨害した丸谷拓也がこの日2枚目の警告を受けレッドカード。10人での戦いを余儀なくされてしまう。
 
 広島は68分、疲れの見えていた柴崎に替えてアンデルソン・ロペスを投入する。早速70分にミキッチからのクロスをA・ロペスが頭で合わせる。その後もA・ロペスを中心に攻勢を仕掛けていく。
 
 78分には細かいパス交換から塩谷が左足で強烈なシュートを放つも、権田が外へ弾き出す。88分にも工藤がエリア内で決定的チャンス。しかし左足のシュートは相手に当たり枠の上へ。鳥栖守備陣が集中力を切らさない。
 
 結局試合は1-0のまま試合終了。広島の怒涛の反撃をしのぎ切った鳥栖が原川のFKを守り切り今シーズン初勝利。広島は決定機こそ作ったものの決めきれず、開幕3試合で1分け2敗。苦しいスタートとなった。
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