パリSG、ショッキングな敗北…指揮官は判定に疑問を呈すも、オーナーは「それを言い訳にはしない」

2017年03月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

「私にとってもクラブにとってもネガティブな経験」(指揮官)

第1レグではエメリ監督の采配も的中して思い通りに試合を進めたパリSGだったが……。大勝したがゆえの守りの姿勢が、バルサを蘇らせてしまった。 (C) Getty Images

[CL決勝トーナメント1回戦第2レグ]バルセロナ 6-1 パリSG/3月8日(水)/カンプ・ノウ

 チャンピオンズ・リーグ(CL)決勝トーナメント1回戦の第2レグで、パリ・サンジェルマンは1-6でバルセロナに敗れ、合計スコア5-6で敗退を余儀なくされた。
 
 4点リードで敵地に乗り込んだパリSGを待っていたのは、開始直後からのバルサの怒涛の攻め、そして後半アディショナルタイムで2点を奪われて準々決勝行きを阻まれるというショッキングな結末だった。
 

 第1レグのような効果的なプレーを見せられず、バルサに自由を与えてしまったパリSG。逃がした魚はあまりに大きかった……。
 
 試合後、失意のチームを代表して口を開いた指揮官、そしてオーナーは、以下のように悪夢の夜を振り返った。
 
◇ウナイ・エメリ監督
 
 我々は大きなチャンスを逃してしまった。
 
 前半は試合をコントロールできず、全体が下がってしまい、攻勢の相手に多くの得点機を与えた。後半に入ると選手のポジショニングは良くなり、プレーも改善されていった。
 
 カバーニのゴールで1点を返した後、我々にはさらに点差を詰めるチャンスが与えられるはずだったが、審判の判定はそれを許してくれなかった。
 
 終盤、バルサは一か八かの総攻撃を仕掛けてきて、思い通りの結果を手に入れた。同時に我々は、全てを失うこととなった。
 
 これは私にとってもクラブにとっても、とてもネガティブな経験となった。この試合から、我々は何かを学ばねばならない。
 
◇ナセル・アル・ケライフィ会長
 
 第1レグを4-0で勝利した後、第2レグで1-6の敗戦を喫するなど、予想すらしなかった。しかも、88分からの7分間で3ゴールを失うとは……。しかし、結果は受け入れるしかない。
 
 我々は今夜、第1レグのようなプレーができなかった。我々には2度、PKが与えられるべきだったかもしれないが、そのことを敗戦の言い訳にはしたくない。
 
 第1レグを終えた時、我々は準々決勝進出をほぼ確定させていたが、この競技においては、それが何の保証にもならないことを思い知らされた。これを教訓に、今後も戦い続けていかなければならない。
 
 選手とはまだ、話をしていない。彼らは皆、落ち込んでいる。当然ことだ。

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