【J1速報】鹿島がまさかの黒星スタート。新加入DFのオウンゴールでFC東京に0-1

2017年02月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

均衡が破れたのは82分、中島のミドルから…。

金崎(33番)は不発。FC東京のタイトな守備に封じられた。写真:田中研治

[J1リーグ開幕戦]鹿島0-1FC東京/2月25日/カシマ
 
 J1の開幕戦が25日、各地で行なわれた。昨季王者の鹿島は、ホームでFC東京と対戦し、0-1で敗れた。

【鹿島 0-1 FC東京 PHOTO】オウンゴールで鹿島がまさかの黒星スタート!

 鹿島は従来通りの4-4-2を採用し、GKにはクォン・スンテ。最終ラインは左から山本脩斗、昌子源、植田直通、西大伍。小笠原満男とレオ・シルバが2ボランチを組み、左MFに土居聖真、右MFに遠藤康。2トップに金崎夢生とペドロ・ジュニオールが入った。
 
 一方のFC東京は4-2-3-1を採用。GK林彰洋、最終ラインは左から太田宏介、丸山祐市、森重真人、室屋成。2ボランチに橋本拳人、髙萩洋次郎が入り、2列目は左から永井謙佑、東慶悟、河野広貴。そして1トップには大久保嘉人を据えた。
 
 両チームともに守備意識が高く、前半は手堅い展開が続いた。鹿島は2ボランチの小笠原とL・シルバからの配球で攻撃を組み立てる。一方のFC東京は、SBの室屋が果敢にオーバーラップして右から崩しにかかった。
 
 試合はまさに一進一退の攻防と言える展開で、前半終盤まで推移。次第に運動量に勝るFC東京の攻撃シーンが目立つようになったが、太田や室屋のクロスが中央に合わずにゴールを奪うまでには至らない。
 
 すると鹿島は42分、相手セットプレーからのカウンターでP・ジュニオールが抜群のスピードを披露。一気に相手ペナルティエリア内まで持ち込んだが、DFに阻まれてチャンスを逃した。
 
 鹿島はその後、何度かセットプレーを迎えたが、決定的な場面は作れない。前半はそのまま0-0で終了した。
 
 後半に入ると、56分に西に代わって三竿雄がピッチへ。三竿雄が左SBに入り、山本が右SBにスライドした。
 
 59分、FC東京がビッグチャンスを迎える。太田のCKをニアですらし、永井がつないでファーの大久保がシュート。決定的な場面だったが、大久保のシュートはゴール上に外れた。
 
 その直後、鹿島がチャンスを作る。土居のスルーパスでペナルティエリア内に侵入したP・ジュニオールが右足を振り抜く。しかし、このシュートは、GK林のファインセーブに阻まれた。
 
 63分にFC東京が攻撃のテコ入れとして、河野に代えて中島翔哉を投入。その中島が東との連係で左サイドを崩したが、クロスはDFにブロックされた。
 
 鹿島は68分にふたり目の交代。小笠原を下げて永木亮太を投入する。さらに75分、遠藤に代えて鈴木優磨を入れ、交代枠を使い切った。
 
 対するFC東京は78分に東に代えて前田遼一をピッチに送り込む。前田が1トップに入り、大久保がトップ下に下がった。
 
 ついに82分、試合が動く。先制したのはFC東京だ。左サイドから持ち込んだ中島がシュート。これはGKにセーブされたが、こぼれ球が鹿島DF三竿雄に当たってゴールに吸い込まれた。
 
 1点をリードされた鹿島はなんとか追いつこうと攻撃の手を強めたが、FC東京の守備を最後まで崩せず。そのまま0-1でタイムアップの笛が鳴り、鹿島が開幕戦を落とした。

 ゼロックス・スーパーカップ、ACLと連勝を飾っていた鹿島は、今季公式戦で初の黒星。一方のFC東京は開幕戦をものにして幸先の良いスタートを切った。
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