【EL】トッテナム、リードを守り切れず…、ビルバオ、フィオレンティーナも逆転敗退

2017年02月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

大差で先勝のマンチェスター・U、ローマは余裕の勝ち抜け。

10分に先制するも、20分にオウンゴールで同点を許し、39分にデル・アリ(写真)が退場……。トッテナムにとっては悪い流れとなった。 (C) Getty Images

 2月22、23日(現地時間)にヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント1回戦の第2レグ16試合が欧州各地で行なわれた。
 
 イブラヒモビッチのハットトリックで3-0と先勝していたマンチェスター・ユナイテッドはアウェーでもサンテティエンヌを1-0で下し、敵地での第1レグでアウェーマッチを4-0で制していたローマも、今回はビジャレアルに0-1で敗れたものの、余裕をもって勝ち抜けを決めた。
 
 一番のサプライズとなったのは、トッテナムか。第1レグを0-1で落とすも逆転は十分に可能と思われていたプレミアの猛者だったが、ホームで2度リードを奪うもその都度追い付かれ、合計スコア2-3で敗退を余儀なくされた。

 10分に先制したまでは良かったが、点差を広げられず、逆に20分に相手にアウェーゴールをプレゼント(オウンゴール)してしまい、状況は厳しくなった。
 
 39分にデル・アリが一発退場となり、大きなハンデを背負うことになったとはいえ、チャンピオンズ・リーグのグループステージ時同様、トッテナムは最後まで不安定なまま、欧州の舞台から姿を消した。
 
 劇的な展開となったのは、シャフタール・ドネツク対セルタの一戦。第1レグは前者がアウェーマッチをモノにしていたこのカード、試合は両者無得点のまま進み、アディショナルタイムへ突入したが、ここで絶体絶命のセルタがイアゴ・アスパスのゴールで追い付いた。
 
 試合は合計スコア1-1で延長戦に突入。そして後半に勝利を決める1点を挙げたのは、アウェーのセルタだった。グスタボ・カブラルの一撃が、次ラウンド行きのチケットを掴みかけていたシャフタールを失意の底に突き落としたのだった。
 
 同じスペイン勢では、セルタとは対照的に、アスレティック・ビルバオが逆転での敗北を喫している。ホームでの初戦を撃ち合いの末に3-2で制していたが、APOELの本拠地では2点のビハインドを覆すことができなかった。
 
 フィオレンティーナも敵地での第1レグでボルシアMGを1-0で破り、優位な状況に立っていたが、ホームでショッキングな2-4の敗北。欧州タイトルの夢は早々に潰えることとなった。
 
 これで、決勝トーナメント2回戦へ進む16チームが決定した。本日24日、組み合わせ抽選会が、来月9日に第1レグ、16日に第2レグが行なわれる予定だ。

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