柴崎岳がバルセロナからテネリフェ島に帰還も、不安障害が完治した保証は…

2017年02月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

バルセロナでは病院で診察を受けた。

バルセロナからテネリフェに帰還した柴崎。しかし、試合はおろか練習の参加の目途も経っていない。 写真:DeporPress

 現地時間2月22日、スペイン2部のテネリフェは公式ツイッターで「柴崎岳がテネリフェ島に戻りました。今後数日間のうちに、仲間たちと合流することが期待されています」と発表した。

 
 1月31日に鹿島アントラーズからテネリフェに半年契約で移籍した柴崎だが、わずか2日間のトレーニングで腹痛や嘔吐などによってダウン。以降の練習を欠席し、2月13日にはクラブが「不安障害の可能性が高いため、心理療法士の治療が必要と判断しました」と発表していた。
 
 その後も「6キロの激痩」や「ホテルの部屋から一歩も出ない」などネガティブな現地報道が続いたが、ホームで開催された2月18日のアルメリア戦(1-0で勝利)を初めてスタンド観戦。テネリフェ女子チームに所属する堂園彩乃(元U-20日本女子代表/元浦和レッズ・レディース)と初対面し、街中で散策したり、レストランで食事を摂れるまでに回復したと伝えられてきた。
 
 しかし、2月20日にテネリフェは「クラブの許可の下、柴崎岳が個人的な理由でバルセロナに移動した」と突如発表。「個人的な理由」という曖昧な表現だっただけに、以前にも報じられた「テネリフェ退団」をはじめ、「別の心理療法士の診断を受けるため」、「新たな移籍先を探している」など様々な憶測を呼んでいた。
 
 地元紙『ラ・オピニオン・デ・テネリフェ』などによると、バルセロナでは病院で診察を受けたとのこと。それを終えてテネリフェ島に帰還した。
 
 しかし、クラブも現地メディアも、今回のバルセロナ訪問で不安障害が完治したとは伝えておらず、チーム練習復帰の期日も公表はされていない。状況が大きく改善されたとは言えないだろう。
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