イニエスタに後継者指名されたヴェッラッティ、恩師もバルサ入りを推奨!

2017年02月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

バルサ入りを推したのはペスカーラ時代の恩師。

シャビの後継者とも騒がれるヴェッラッティ。その動向は果たしてどうなるのだろうか? (C) Getty Images

 本当にアンドレス・イニエスタのようになれるかは分からない。だが、かつてマルコ・ヴェッラッティを指揮した恩師は、少なくともバルセロナで活躍できるはずだと考えているようだ。
 
 今やパリ・サンジェルマンの大黒柱にまで成長したヴェッラッティには、常にビッグクラブが熱い視線を送っている。今年5月に33歳になるイニエスタの後継者を探すバルサもそのひとつだ。スペイン・メディアが先日、ヴェッラッティが「移籍するならバルサ」と発言したと報じたことで、今夏の去就により一層の注目が集まっている。
 
 バルサとヴェッラッティといえば、現地時間2月14日に行なわれたチャンピオンズ・リーグ決勝トーナメント1回戦ファーストレグでのエピソードが世界を賑わせたばかりだ。
 
 パリSGのブレーズ・マテュイディが、試合中にイニエスタに「ヴェッラッティは君の後継者だ」と話しかけたところ、「僕もそう思う」と返されたというのだ。この会話を各国メディアは「イニエスタがヴェッラッティを後継者に認定」と騒ぎ立てた。
 
 イニエスタ直々に後継者に指名された(?)ヴェッラッティについて、2月22日のイタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』で興味深い発言を残しているのが、ペスカーラでこの司令塔を指導した経験を持つズデネク・ゼーマン監督だ。
 
 イタリアでは攻撃サッカーの信奉者として知られる戦術家は、バルサのみならず、ユベントスやミラン、インテルなどからの関心も噂されるヴェッラッティに「母国復帰を勧めるか?」と問われると、「それは本人が選ぶだろう。私は彼ならバルサでとても上手くやれると思う。パリSGで素晴らしい冒険をしているがね」と、スペイン行きを勧めたのだ。
 
 また、愛弟子であるローマのフランチェスコ・トッティ以外で自身が最も影響を与えた選手を問われたゼーマンは、元イタリア代表のジュゼッペ・シニョーリやアレッサンドロ・ネスタのほかに、ヴェッラッティの名前を挙げ、思い入れの深さを明らかにしている。
 
 その恩師が「バルサでもやれる」という考えを示したことを、24歳のイタリア代表MFはどう受け取るのだろうか?
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