連続逸機のオーバメヤン…トゥヘル監督は代表戦での疲れを指摘

2017年02月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

絶好のチャンスを逃してしまったCFに地元紙は最低評価…。

今年に入って、ドルトムントでのゴールはRBライプツィヒ戦の1点のみ。昨年末からゴール数が減っているオーバメヤンの得点力復活の成否は、ドルトムントの命運を握ると言っていい。 (C) Getty Images

 チャンピオンズ・リーグ・決勝トーナメント1回戦の第1レグ、ドルトムントはアウェーでベンフィカに0-1の敗北を喫した。
 
 この試合で非難の矢面に立たされたのが、ドルトムントのピエール=エメリク・オーバメヤンだ。彼は流れのなかから2度の決定機を得るも枠を外し、57分にはPKという絶好の得点機で真ん中へのキックをGKに読まれ、これも決めることができなかった。
 
 CFとしての仕事を果たせないまま、62分にアンドレ・シュールレとの交代でピッチを退いたオーバメヤンに対しては、ドイツ・メディアの見方は非常に厳しく、ドルトムントの地元紙『WAZ』は6段階評価(小さいほど良い)の6という最低評価を与えた。
 
 ブンデスリーガでは、20節終了時点で17得点を挙げて得点ランキングのトップを走るなど、高い得点能力を示しているオーバメヤンのPK失敗について、トーマス・トゥヘル監督は「思い通りにミートできなかったように見えた」と振り返っている(『Kicker』による)。
 
 指揮官はまた、「フィジカル面で問題を抱えている。代表戦の疲れだろう」ともコメント。開催国ガボンの代表選手として、1月にアフリカネーションズ・カップに出場(彼は2得点も母国はグループステージ敗退)したことで、コンディションが整っていないと指摘した。
 
 ドルトムント自体が、先週末のブンデスリーガで最下位のダルムシュタットに1-2で敗れるなど調子が悪く、ここ数試合ではオーバメヤンにボールが渡る回数が少なかったことも、ベンフィカ戦における彼のプレーを狂わせたのかもしれない。
 
 幸い、結果は最少得点差に終わり、ホームでの2戦目で挽回するチャンスは十分にある。ドルトムントは週末にヴォルフスブルクと対戦。4節の同カードでは2ゴールを挙げているオーバメヤンが、ここで溜飲を下げて再び調子を上げられるか、注目される。
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