レスター、巧者マンUに圧倒されてリーグ4連敗…。岡崎は目立てずに前半でベンチへ

2017年02月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

翻弄され続け、戦意を失ったレスター。

トップ下で起用された岡崎。ポグバの抑え役に奔走したが、攻撃では全く目立てずにハーフタイムでベンチへ退いた。 (C) Getty Images

 現地時間2月5日、レスターのキング・パワースタジアムでプレミアリーグ24節のレスター対マンチェスター・U戦が開催された。
 
 プレミア3連敗中のレスターは、試合終盤の失点で0-1と惜敗を喫した前節のバーンリー戦からオルブライトンとグレイを外し、岡崎とムサを先発で起用。なお、岡崎は4-2-3-1のトップ下で起用された。
 
 対するプレミア3戦連続ドロー中のマンチェスター・Uは、ルーニーが体調不良によりメンバー外となった以外は、イブラヒモビッチやポグバらベストメンバーが先発に名を連ねた。
 
 試合はボールを回しながら隙を伺うマンチェスター・Uに対して、積極的にプレッシングをかけてボールを奪いにいくレスターという構図のなか、拮抗したゲーム展開で進行した。
 
 しかし、25分以降、徐々に試合巧者のマンチェスター・Uが敵陣でボールを回す時間が増え始める。34分にはラッシュフォードが決定的なシュートを放つも、相手GKシュマイケルの好守に阻まれた。
 
 相手ゴールにも迫り始めたマンチェスター・Uはカウンターからゲームを動かす。
 
 41分、ハーフウェーライン付近でルーズボールに飛び込んだ相手CBフートと入れ替わったムヒタリアンが独走。最後は右足で豪快にゴール上隅へと突き刺した。
 
 さらに畳みかけるマンチェスター・Uは、先制点から2分後に追加点を奪う。44分、右サイドを攻め上がったバレンシアのグラウンダーのクロスをイブラヒモビッチが難なく流し込んだのだ。
 
 要所を抑えながらも、終了間際の2失点でビハインドを背負ったレスターは、ハーフタイムにムサと岡崎を下げて、キングとグレイを投入して後半に臨んだ。
 
 何とかして反撃の糸口を掴みたいレスターだったが、後半開始早々に出鼻を挫かれてしまう。
 
 49分、右サイドからカットインしてボックス内のムヒタリアンに落としたマタが、そのアルメニア代表MFからリターンパスをペナルティーエリア内で受け、最後は冷静にネットを射抜いたのだ。
 
 3点目を奪ったことで、精神的に余裕も出始めたマンチェスター・Uは、さらにホームチームを押し込んでいく。61分には、惜しくも決めきれなかったもののマタが1対1のチャンスを迎えるなど決定機を作った。
 
 一方、レスターは途中出場のグレイを起点に敵バイタルエリアに侵入するも、シュートが枠に飛ばずに決定的なシーンを創出できず……。時間だけが経過していった。
 
 75分を過ぎてから試合を締めにかかったマンチェスター・Uがペースを落としながら、ボールを支配。対してレスターはそのパス回しに翻弄され、守備陣形も崩されて戦意を失っていった。
 
 その後、試合は動きを見せることなく0-3で終了。敗れたレスターはリーグ4連敗。しかも、5試合連続無得点と苦境が続く。
 
 果たしてレスターはこの危機を脱することはできるのだろうか? 次節は残留争いのライバル、17位のスウォンジーと対戦する。
 
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